午後ローアカデミー賞2023
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
2023年に放送された午後ローの中から勝手に賞を授けてゆきたいと思います。
最優秀美女サスペンス賞
7月11日放送「氷の接吻」
公開当時 ユアン・マクレガー28歳 アシュレイ・ジャッド27歳
逃げる女と追う男、倒錯した愛のロードムービーと言えますが、どこか切なく透明感がある大人のファンタジーで、殺人鬼の美女に一目惚れしてしまった男がストーカーと化し、ロードムービーのように世界各国を移動しながら彼女を追いかけるというストーリーです。
アイを演じたユアン・マクレガーは少年のような繊細さと純粋さを持ちながら、工作員という過酷な仕事に就くアンバランスさから崩壊していく青年を魅力的に演じていました。
タイトルと主演二人のイメージで、「氷の微笑」のようなサスペンスだと思っていたのですが、良い意味で期待を裏切るものでした。
ハリウッド的なわかりやすい構成ではなく、どこかフランス映画的で、起承転結のはっきりしているサスペンスが好きな人には向かない作品かもしれません。
受賞おめでとうございます!
最優秀主演女優賞
3月15日放送「アザーズ」
公開当時 ニコール・キッドマン33歳
最後まで緊張感が途切れず一気に見る事の出来る、サスペンスホラーの名作と言えます。
当時夫だったトム・クルーズが製作をしているせいか、彼女の美しさと演技力を100%見せつけた映画と言えますね。
ニコール・キッドマンの鬼気迫る演技は舞台劇を思わせる臨場感があります。
怪奇現象に神経が張り詰め、徐々にヒステリックになっていく健気なシングルマザーのグレースに、見る方は完全に感情移入してしまいます。
上質なホラー作品ゆえか、何度見ても新たな発見がありますね。
受賞おめでとうございます!
最優秀スタローン賞
11月2日放送「オーバー・ザ・トップ」
公開当時 シルベスター・スタローン41歳
私が高校生の時、この映画の影響か校内で腕相撲が大流行し、前腕尺骨を骨折した同級生がいたほどでした。
当時大ヒット作でしたが今改めて見ると、親子愛の名のもと脳筋ダメおやじに人生を狂わされる息子を描いたロードムービーですね。
80年代の大ヒット作で、スタローンはこの頃「ランボー」「コブラ」などの主演作が次々と大ヒットを飛ばし俳優としての黄金期ですね。
午後ローではスタローン映画が数多く放送されますが、その中でもスタローン味の強い作品といえます。
受賞おめでとうございます!
最優秀動物パニック賞
午後ロー5月16日放送「クロール ー凶暴領域ー」
公開当時 カヤ・スコデラリオ27歳 バリー・ペッパー40歳
ワニは水陸両用型の猛獣という点でサメよりもタチが悪く手強い相手のはずなのですが、サメほど恐怖を感じないのはなぜでしょうか。
カテゴリー5の台風×ワニという二つのパニック要素を無理やり足し算しており、動物パニックに親子の確執と絆をからめた我儘な作品です。
午後ローでは度々「シャークネード」「アナコンダVS殺人クロコダイル」などのウルトラB級映画が放送されますが、それに並ぶ珍作といえますね。
受賞おめでとうございます!
最優秀イケメン賞
午後ロー9月6日放送「パニック・フライト」
公開当時 キリアン・マーフィー(29歳)
サスペンスとしては特にエッジの効いた作品ではありませんが、私にとっては内容などどうでも良く、ひたすらキリアン・マーフィーの麗しいご尊顔を拝むだけの作品でした。
彼のサイコパスな魅力が炸裂しています。
キリアン・マーフィーは物腰柔らかい美青年にも関わらず、全身から殺気をみなぎらせ、女でも容赦しないプロの殺し屋を演じていました。
上目遣いにリサを睨むときの、野生の獣を思わせるギラっとした目が印象的です。
ブルーグレーの宝石のような瞳で、この目で見つめられてたら女性なら誰しもヘナヘナになってしまいますよね。
受賞おめでとうございます!
最優秀セクシー賞
11月10日放送「バラの素顔」
公開当時 ジェーン・マーチ(21歳)
ジェーン・マーチは当時大人気のセクシーロリータ系女優で、1992年「愛人/ラマン」に続く「美少女×おっさん」の第二弾作品であり、いやが上にも見る者の期待を煽る作品だったと言えます。
ブルース・ウィリスとの濃厚なラブシーンは、さすがに午後ローではカットされていましたね。
彼女の「裸エプロン」のセクシーさたるや、男子校をまるごと一校吹き飛ばすほどの破壊力があります。
邦題の「薔薇の素顔」に相応しく、大輪の薔薇というより咲きかけのつぼみのような可憐さがあり、彼女を見る映画と言っても過言ではありません。
受賞おめでとうございます!
最優秀いそうでいないイイ男賞
4月19日放送「パーフェクト・ストレンジャー」
公開当時 ジョヴァンニ・リビシ32歳
私にとってこの映画は、主演のハル・ベリーやブルース・ウィリスより、マイルズを演じたジョヴァンニ・リビシを見る映画です。
今作で彼が演じたマイルズは、高嶺の花のロビーナに惚れながらも、まったく男として相手にされない悲しさや切なさが全身からにじみ出ているのです。
マイルズは優秀なシステムエンジニアであり、ユーモアのセンスがあって優しく、ロビーナにストーカーじみた行動を取っていたことを別にすれば、かなりの優良物件であると言えます。
映画の終盤ロビーナの身を案じ、ヒルの経営する会社にエンジニアとして乗り込んでいくなど、行動力と男気溢れる男なのです。
彼の哀愁を秘めた色気の前では、ブルース・ウィリスも霞んでしまいます。
受賞おめでとうございます!
最優秀吹き替え賞
5月29日放送「モンスターズ/地球外生命体」
モンスターは背景に過ぎず、モンスターに支配された世界と、その中を旅する二人の男女が徐々に惹かれあっていく様を描くSFロマンスです。
映画の内容はともかく主演二人の吹き替えを担当した平田宏明と甲斐田裕子は素晴らしく、サマンサのキュートさとコールダーのやさぐれた気だるい雰囲気を十分に引き出していました。
字幕だったら、最後まで見る事はできなかったかもしれません。
受賞おめでとうございます!
最優秀流し見許容賞
3月8日放送「バンディダス」
公開当時 ペネロペ・クルス32歳 サルマ・ハエック40歳
ハリウッドの2大ラテン系美人女優が共演している事以外、特に語ることの無い作品と言えます。
二人の美しさ、セクシーさが強烈過ぎて、内容などまったく覚えていません。
能天気でコメディタッチであり、セクシー系Vシネマを見ているようです。
午後ローにありがちな「普通につまらない映画」なのですが、頭を空っぽにして流し見るには最高ですね。
受賞おめでとうございます!
最優秀午後ロー親和賞
11月22日放送「TAXI NY」
公開当時 クイーン・ラティファ35歳 ジミー・ファロン31歳
1998年リュック・ベッソン「TAXI」のリメイクなのですが、オリジナルと違いクイーン・ラティファを主演にしたことで、完全にコメディに振り切ったと言えますね。
ベルとウォッシュバーンの掛け合いが、夫婦のシバキ漫才のようで随所で爆発してしまいました。
松本潤似のドジっ子刑事ウォッシュバーンがキュートですね。
アクション、お笑い、お色気のバランスが素晴らしく、午後ロー偏差値70以上の作品と言えます。
受賞おめでとうございます!
以上勝手に賞を授けてしまいました。
2024年も大好きな午後ローをまったりと流し見てゆきたいと思います。
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