午後ローアカデミー賞2022
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
2022年放送の午後ローの中から勝手に賞を授けてゆきたいと思います。
最優秀地上波初放送賞
9月20日放送「ホテル・ムンバイ」
公開 2018年
監督 アンソニー・マラス
公開当時 デーブ・パテール28歳
2008年に起きたムンバイ同時多発テロの際、ホテル・ムンバイに閉じ込められ人質となった宿泊客とプロとしての誇りをかけて彼らを救おうとしたホテルマンの姿を描いています。
主演のアルジュンを演たデーヴ・パテールは「スラムドック・ミリオネア」や「LION/25年目のただいま」に主演した超人気俳優ですね。
最後まで緊張感の途切れない展開と、重厚な人間ドラマに釘付けになってしまいました。
稀に見る傑作にもかかわらず、午後ローで放送されなければ一生見る事は無かったかもしれません。
受賞おめでとうございます!
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最優秀作品賞
5月4日放送「グリーンブック」
公開 2018年
監督 ピーター・ファレリー
公開当時 ヴィゴ・モーテンセン60歳 マハーシャラ・アリ44歳
イタリア系運転手トニーと、英才教育を受けた黒天ピアニスト、ドンが旅を通して友情を深めていく…
連休の昼下がりに見るにはあまりに重い内容だったのですが、押しつけがましくなく、爽やかな感動が残ります。
映画を見終わって、改めてアカデミー作品賞に値する映画だと納得しました。
普段はニヒルなイケメンを演じる事の多いヴィゴ・モーテンセンが、メタボ体形の気の良いおっさんを演じているのも良いですね。
受賞おめでとうございます!
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最優秀水曜は美女サスペンス賞
4月6日放送「フェイシズ」
公開 2011年
監督 ジュリアン・マニャ
公開当時 ミラ・ジョボビッチ35歳
相貌失認という、他人の顔がすべて同じに見える、または見る度に違う顔に見えるという疾患があるのですね。
主人公、アンナの視点から物語が進んで行くため、登場人物の顔がシーンごとに変わる…というか、シーンごとに違う俳優が演じています。一人の登場人物をよく似た俳優が何人かで演じているため、映画を見る方も混乱してしまいます。
先の読めない展開で、サスペンスとしての見応えも充分です。
ケレスト刑事を演じたジュリアン・マクマホンは色気が合って魅力的な俳優ですね。
受賞おめでとうございます!
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最優秀CIA捜査官賞
10月13日放送「アメリカン・アサシン」
ミッチ・ラップ
公開 2017年
監督 マイケル・クエスタ
公開当時 ディラン・オブライエン26歳
恋人をテロリストに殺され、復讐を果たすべくCIA捜査官となったミッチ。
彼の全身からみなぎる殺気が映画に緊張感を与えています。
「メイズランナー」で主役に大抜擢されたディラン・オブライエンは今作が初のアクション映画であり、彼のアクションは007シリーズでダニエル・クレイグにアクション指導を施したロジャー・ユアンが担当したそうです。
重量感とキレのあるアクションは彼自身の身体能力の高さと、今作に賭ける意気込みを感じます。
ストーリーもシンプルながら無駄が無く、最後まで緊張感が途切れず、一気に見せる魅力があり、隠れたアクション映画の秀作と言えます。
受賞おめでとうございます!
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最優秀麻薬捜査官賞
7月15日放送「オーバードライブ」
クーパー捜査官
公開 2013年
監督 リック・ローマン・ウォー
公開当時 バリー・ペッパー42歳
ヒゲが印象的なバリー・ペッパーは、常に冷静さを失わない男気溢れるクーパー捜査官を演じていました。
麻薬所持の冤罪を負わされた息子を救うため、麻薬捜査に協力することになったドウェイン・ジョンソン演じるジョン。
危険に身をさらす事になるジョンを見守る深いまなざしが印象的です。吹き替えの岩田安宣の低音でかすれた声も魅力的ですね。
潜入捜査の経験もあり、見た目はゴリゴリのチンピラ風にもかかわらず、正義感あふれる内面とのギャップにやられてしまいました。
受賞おめでとうございます!
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最優秀セクシー賞
6月20日放送「ジャッカルの日」
デニース
公開 1973年
監督 フレデリック・フォーサイス
公開当時 オルガ・ジョルジュ=ピコ33歳
大統領側近の愛人となり、暗殺者ジャッカルに捜査の情報を流していた女スパイ、デニース。
難なく男を誘惑する手練手管に長けているのです。
愛人然としたスケスケのネグリジェ姿も披露しています。
まさに初老の男性から思春期の少年まで、幅広い殺傷能力を持つお色気と言えます。
受賞おめでとうございます!
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最優秀チョイ役賞
10月14日放送「ダブルジョパティー」
図書館で話しかけてきた男
公開 1999年
監督 ブルース・ペレスフォード
公開当時 アシュレイ・ジャッド31歳 トミー・リー・ジョーンズ53歳
殺人の冤罪を負わされ子供を奪われたリビー。自らを陥れた夫に復讐しようと、出所後すぐ情報収集のため図書館に向かう。慣れないパソコンの操作に苦戦するリビーに「手伝ってあげるよ。その代わりこれが終わったら一杯どう?」と声を掛けてきた男。
下心丸出しでリビーに近づくも、彼女が出所したばかりと知るやそそくさと立ち去る…
そのまんま東を思わせる個性的な顔立ちといい、印象に残る脇役です。
受賞おめでとうございます!
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最優秀吹き替え賞
5月11日放送「コピーキャット」
ダリル・リー・カラム役 大塚明夫
公開 1995年
監督 ジョン・アミエル
公開当時 シガニー・ウィバー45歳 ホリー・ハンター37歳 ハリー・コニック・ジュニア27歳
この映画は数十か国で吹き替えされていると思いますが、大塚明夫の吹き替えに勝る者はいないのでは無いでしょうか。
ハリー・コニック・ジュニア演じる猟奇殺人犯ダリルのキャラクターは、大塚明夫の吹き替えと一体になって初めて魂が吹き込まれると言っても過言ではありません。
変質者ダリルの心のわずかな揺らぎまで表現する見事なまでのシンクロニティです。
大塚明夫はセガールのような硬派なキャラクターから変態まで自在に演じる事の出来る、まさにカメレオン声優といえますね。
受賞おめでとうございます!
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最優秀流し見許容賞
10月26日放送「ローグ」
公開 2020年
監督 M・J・バセット
公開当時 ミーガン・フォックス34歳
あまりにチープなライオンのCGといい、見始めてすぐに製作者の本気でやる気の無さを感じるため、肩の力を抜いてゆったりと流し見る事ができます。
人質の女子高生の救出劇など、序盤こそ派手な展開ですが、その後は作業用動画として楽しむことができます。
ミーガン・フォックスが出演している事以外、特に何も語るべきものが無い作品です。
受賞おめでとうございます!
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最優秀午後ロー親和賞
10月13日放送「スネーク・フライト」
公開 2006年
監督 デヴィッド・エリス
公開当時 サミュエル・L・ジャクソン57歳 ジュリアナ・マルグリーズ40歳 テイラー・キッチュ25歳
ショーン一人を殺害するため何百匹もの毒ヘビを機内に放つという、極めて非効率的な手段を講じる中国人マフィア。
随所に「んな、アホな…」という展開があり、お色気、バカバカしさ、キャラクターどれをとっても、午後ロー映画として百点満点をあげたくなる映画です。
決して手抜きでは無く、製作費もそこそこかかっており「大人の悪ふざけ」効いたエンターテイメントと言えます。
午後ローファンとしては「午後ローばんざい!」と雄叫びをあげたくなってしまいます。
受賞おめでとうございます!
関連ブログ スネーク・フライト
以上、勝手に賞を授けてしまいました。
2023年も大好きな午後ローをまったりと流し見てゆきたいと思います。
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