スネーク・フライト
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー10月13日放送スネーク・フライトの感想です。
公開 2006年
監督 デヴィッド・エリス
公開当時 サミュエル・L・ジャクソン57歳 ジュリアナ・マルグリーズ40歳 テイラー・キッチュ25歳
まさに午後ローイズムが炸裂している映画と言えます。
今回は作品を彩る登場人物たちの素晴らしいセリフを噛み締めながら、映画を振り返っていきたいと思います。
偶然にも中国系マフィア、エディ・キムの殺人現場を目撃してしまったショーン。
証拠隠滅のためマフィアに付け狙われるショーンをFBI捜査官フリンが救う。彼はショーンに裁判の証人になるよう説得し、ショーンは同意する。
フリンとショーンはホノルルからロサンゼルス行きのサウスパシフィック121便に乗り込む…
主人公クレアの同僚ティファニーの制服のスカートが必要以上にミニな所だけ見ても、この映画の「真面目にやる気の無さ」が伺えます。
不潔恐怖症のミュージシャンとその友人トロイとビッグ、チワワを連れた金髪美女メルセデス、横柄なビジネスマン、ポールなど、登場人物も皆キャラが立っています。
証人ショーンを抹殺するため、飛行機には大量の毒蛇が入った箱が密かに運び込まれ、箱に仕掛けられた時限の開閉装置が作動していた。
ショーン一人を殺害するため何百匹もの毒ヘビを機内に放つ… 極めて非効率的な方法と言えますが中国人マフィアのボス、エディ・キムは
「事故で片付く。あらゆる手を考えて計画した」
彼は極悪マフィアであると同時に、少年のように純粋な心をも持ち合わせているのではないでしょうか。
午後ローあるあるのひとつでもある、飛行機のトイレにしけこみ、おっぱじめるカップル。
最初にヘビの餌食になるバカップルの男性の方を演じているのは、なんとテイラー・キッチュなのですね。
彼にも下積み時代があったのですね…
トイレで派手におっぱじめる彼らなのですが、その様子を見て
「かなりヘビーにやってる」「若いっていいわね…」
彼らは哀れにも、通気口から侵入した毒蛇によって無残な死を遂げるのです。
「息子よ、元気か?」
ごきげんに自らの局部に語り掛け、トイレに入って用を足そうとした男性。
なんと局部をヘビに噛まれるという、男性なら震えあがってしまいそうな恐ろしい体験をするハメに…
便器の中から突然現れるヘビは、まるでドリフの世界ですね。
あっというまに機内に放たれる数百匹の蛇…。 機内はまさに阿鼻叫喚の地獄と化す。
ファーストクラスの座席にショーンと共に居たFBI捜査官フリンは異変に気付き、階下へと降りると、そこはまさにヘビ地獄。
スタンガンでヘビを一匹ずつ撃退するも、その数にはとうてい及ばない。
男性CAのケンは、ヘビを掴むなりレンジに放り込み2分10秒加熱「熱々はどうよ~!?」
彼はオネエかと思いきや、ラストでガールフレンドと抱き合っていましたね。
次々と乗客を襲う毒蛇。
ただちに応急処置を施さなければ命に関わる。
ヘビに尻を噛まれた乗客トロイ。
男性CAケン「僕が毒を吸い出します!」まさにCAの矜持を感じさせる言葉…
トロイ「男なんかに吸わせねえぞ!」
乗客の女性が、ヘビに噛まれた子供の腕から毒を吸い出す様子を見て
「あの…俺もヘビに噛まれたんだけど…」「いいな~ 俺も吸われてえ…」
緊急事態を受けてFBI指令室に連絡するフリン捜査官。
「安全対策は万全だったはずだが、我々の想定外の事態が起きた。エディー・キムが飛行機を毒蛇で満杯にしやがった!」
想定外にもほどがありますね。
「そんなことをしてもショーンを殺せる保証はないぞ!」
「でも飛行機を墜落させれば確実に殺せる!」
毒蛇の研究家ブライス博士により、ヘビはレイに吹き付けられたフェロモンの作用で凶暴化し、乗客を無差別に襲ったのではないかとの推測がなされる。
「ラリったヘビってわけか…!」
野太いヘビを片手に懸命にヘビの外見的特徴をブライス博士に説明するフリン捜査官。
「表面は茶色っぽくて裏は緑…!」 「いいえ!紫がかった青緑よ!」
ヘビの色って、言葉で表現するの難しいですよね。
巨大アナコンダが乗客を襲う。
傲慢なビジネスマン、ポールは、自らが逃げる時間稼ぎをするため、メルセデスの愛犬チワワをグワシっ!とつかみ、アナコンダに投げつける。
アナコンダに飲み込まれるチワワ…
「なんてことするのバカヤロー‼」「たかが犬だろ!」「あんたが食われればいいのよ‼」
彼もまさか、飛行機の中で巨大アナコンダにに飲み込まれて死ぬとは、夢にも思っていなかったでしょうね…
毒蛇に腕を嚙まれながらも懸命に操縦する副機長のリック。
傷口をスカーフで縛るクレアに「ブラウスも脱いで縛ってくれ…!」
クレア「片手で操縦できるの?」
「あたりまえさ! 片手だけできっちりイカせてやる!」
死を目前にしてもなお意中の女性の前で下ネタを放つ… 彼こそある意味男の中の男と言えるかもしれません。
パニックに陥りながらも、互いに励まし合い乗客同士支え合う乗客たち。
副操縦士のリックはヘビの毒であえなく死亡…
クレアが乗客に向かって「この中でどなたか飛行機を操縦できる方はいらっしゃいませんか!?」
このセリフを聞かされた時の乗客の眼前暗黒感といったら無いでしょうね。
まさにもうダメかもわからんねといった状況の中、「操縦できるヤツがいるぜ!トロイ、おまえならきっとできる!」
トロイ「確かに俺は2000時間以上飛んでる!」
「夢にまで見たチャンスだぜ! おまえならやれる!」乗客のトロイが副操縦士のリックの代わりに、飛行機を操縦することになる。
「その前に、操縦室からヘビを追い出さななきゃ…!」
「もう頭に来たぜ‼」「ふざけたヘビどもにはもううんざりだ‼ 一匹残らず叩き出してやる‼」(オリジナルでは、マザー、ファッキン、スネーク!と言っていました) 「みんなベルトをしめろ!いまからこいつで窓をぶち壊す!」
急に何かが吹っ切れたかのように、飛行機の窓を銃で撃ち大穴を開けるフリン。
気圧の変化により、機内のヘビは外に吸い出される。機外に放り出されないよう必死に体を固定する乗客たち…
ヘビの発生の仕方も大雑把なら、排除の仕方も大雑把ですね。
操縦桿を握るトロイ。
管制塔からの通信で「ジェット機を運転したことは?」「あるぜ。メンバーは全員優秀なゲーマーなんだ」不穏な空気が漂う…
なんと、彼はプレステ2の飛行機操縦ゲームの達人だった。
とまどう管制室に「いいからとっとと滑走路を開けろ!」
紆余曲折ありながらも、なんとか無事に着陸した飛行機。
プレステはパイロット養成のツールでもあったのですね
「神様プレステ様ありがとう!」叫ぶフリン。
待ち構えていた救急隊により怪我人も無事救出、フリン捜査官はCAのクレアに「良かったら今度、夕食でも一緒にどうかな…?」イイ感じで終わるのです。
ラストは無事証言を終えたショーンとフリンがヒャッホーってな感じで南の島でサーフィンを楽しんでいる姿でエンディング。
全編に渡って「んな、アホな…」の連続なのですがチープさは無く、大人が真剣に作ったおバカ映画という感じです。
ヘビ目線で襲われる乗客を描く映像は斬新と言えます。
主役のショーンはまるで存在感が無く、まさにサミュエル・L・ジャクソンの独壇場といえますね。
このイカれ具合がまさに午後ローイズムの神髄であり、午後ローばんざい!と雄叫びを上げたくなってしまいます。
この映画をこんなに真剣に見ているのは日本中で私だけだろうな…と思ってしまうのです。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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画像引用元
Mr. Alan Smitheeの“時には映画の話を
映画感想 * FRAGILE
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