ダブル・ジョパティー

2022年12月21日2023年4月10日

午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー１０月１４日放送ダブル・ジョパティーの感想です。

公開　１９９９年
監督　ブルース・ペレスフォード
公開当時　アシュレイ・ジャッド３１歳　トミー・リー・ジョーンズ５３歳

罠にはめられ刑務所に服役したヒロインが、出所してから復讐を果たすという展開はどこか韓国ドラマ的ですね。

女は弱いが母は強し、という事でしょうか。
消息を絶った一人息子のマティを探し出すため、普通の主婦だったリビーが死に物狂いで奮闘する…
実業家の夫と幼い息子マティと共に、裕福な暮らしをしていた妻リビー。
ある日夫とその愛人の策略で、保険金目当ての殺人容疑をかけられる。

夫の保険金殺人で有罪となったリビーは、刑務所で服役することとなる。
一人息子のマティの消息が不明になった事から、リビーは夫の裏切りに気付く。
「ダブル・ジョパティー法だよ。同じ罪で二度は裁けない。あんたが通りの真ん中で夫を銃で撃ち殺しても罪は問われないって事」
元弁護士の受刑者の助言を受け、リビーは刑務所の中で復讐を誓う。

ダブルジョパティー(二重処罰の禁止)とは、今ひとつピンときませんね。
これが現実に適用されたは判例など存在するのでしょうか。

刑務所を仮出所したリビーは保護観察官レーマンの監視の元、元女囚たちが暮らす共同アパートで新生活を始める。
消息不明になったマティを捜すため、リビーはレーマンの保護下から脱走する。

リビーの暴走を食い止めるため、必死で彼女を追うレーマン。
「逃亡者」の時の猟犬のようにターゲットを追うのではなく、その眼に“心配“の色が浮かんでいるのがグッと来ますね。
リビーが殺したはずの夫ニックは、ニューオリンズでジョナサン・デブローと名乗りホテル経営者となっていた。

ホテルで開かれたパーティーで催されたのは「独身男性のオークション」。
ニックは自らオークションに出場し、女性たちに自分を競り争わせていた

「独身男性のオークション」なんて、アメリカ人とは本当にユニークな事を考えるものですね。
以前テレビのドキュメンタリーで実際行われているのを見た事がありますが、オークションの収益は全額慈善団体に寄付されるそうです。
参加者は男性も女性も実に楽しそうで、嬉々としてオークションに参加していました。
まさに成熟した大人のユーモアと言えますね。
これが男女逆だったら色々と問題があるでしょうが…

自分を罠に陥れた夫、ニックを探し当てたリビーは、マティを自分に返すよう詰め寄る。