トゥルー・クライム
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー11月11日放送トゥルー・クライムの感想です。
公開 1999年
監督 クリント・イーストウッド
公開当時 クリント・イーストウッド70歳 ジェームズ・ウッズ52歳
新聞記者エベレットは服役中の死刑囚ビーチャムに最後のインタビューを行う事になる。彼の言動から冤罪を疑い始めたエベレットは、彼の死刑を阻止すべく奔走する。
クリント・イーストウッド演じる新聞記者エベレットは、酒と女にはだらしないが、記者としては超一流。
女癖の悪さゆえか、妻にも愛想つかされている。
クリント・イーストウッドはおそらくこの映画で50代くらいの役を演じているのでしょうが、当時70歳の実年齢よりも高齢に見えますね。
赤ら顔で好好爺としています。
ところが彼はバーで若い女性を口説いたり、友人の奥さんと不倫していたりと、堂々たる「現役感」を出しているのです。
実年齢からするとすでに退職していてもおかしくない年齢だと思うのですが、新聞記者としてもバリバリの現役。
「現役の男性」であるという事は、彼のプライドなのでしょうか。
娘の面倒を任せられ動物園に行くのですが、どう見ても孫にしかみえませんね。
ベビーカーに子供を乗せて動物園をダッシュで走り回ったりと、見ているこっちが「転ぶ、転ぶ~!」とはらはらするくらいおじいちゃんなのです。
まるで「骨こつケア」のCМですね。
無理して走った結果、ベビーカーを激しく横転させてしまい、娘は顔に擦り傷をおってしまう。
妻は娘の顔のケガを見て「なんて人なの、あなたなんかに預けるんじゃなかったわ!」
もう、こんなおじいちゃんに子供を預けるから…😥
エベレットは新聞記者の性ゆえか、子供と一緒にいる時も仕事の事で頭がいっぱいなのです。
この女の子はクリント・イーストウッドの実子なのですね。
ひょんなことから、死刑囚ビーチャムのインタビューを担当することになったエベレット。ビーチャムは6年前のコンビニ店員殺害事件の犯人として死刑を宣告されている。
死刑執行は12時間後…。
エベレットはビーチャムが黒人であることと、目撃者が二人とも白人であったことから、事件に疑問を抱く。
それにしても、本人がこれだけ無罪だと言い切っているのに、死刑にされてしまうことなどあるのでしょうか。
死刑囚に最後のやすらぎを与えるために呼ばれた白人の牧師は、おそらく数時間後に死刑になるであろうビーチャムに、上から目線でお説教をブチかます。
とても神に仕える人間とは思えませんね。
「俺の教区の牧師に来てもらう。帰ってくれ!」見かねた看守が牧師を追い出したのがせめてもの救いでした。
アメリカの死刑制度は州によっても違うのでしょうが、当時カリフォルニア州では薬物による死刑。
死刑囚は家族や関係者に見守られながら永遠の眠りにつくのです。
家族との最後の面談を許されたビーチャムは「娘を頼むぞ。最後までお前たちの事を愛してる」
家族との引き剝がされるような別れは胸が締め付けられてしまいました。
ビーチャムの潔白を確信したエベレットは、関係者への聞き込みなどに奔走する。
犯人は別の黒人の男性であり、彼はもう死亡していた。
彼の母親を訪ねたエベレットは、彼女が殺されたコンビニ店員のつけていたネックレスを所持していることに気付く。
それは亡くなった黒人男性が母親に与えたものだった。
これこそ、ビーチャムの潔白を証明できる何よりの証拠。
エベレットは黒人男性の母親と共に刑務所へと急ぐ。
刑務所ではまさに死刑が執行されようとしていた。
エベレットの証言で、間一髪で私刑中止命令が下され、ビーチャムは一命をとりとめる。
それから6か月後、クリスマスの雰囲気に包まれる街角。
家族と共に買い物を楽しむビーチャム一家、一人でクリスマスを過ごすエベレット、二人は目で会釈を交わし静かに別れる…
ラスト、店員の役でルーシー・リューがちょこっと出演していました。
エベレットはしっかり口説いていましたが…
死刑執行までの一日足らずの間のストーリーなのですね。
タイムリミットを意識した、もう少し緊迫感のある展開でも良かったかもしれません。
この頃は店舗に防犯カメラなどは一般的に設置されていない時代なのですね。
主観の入った人間の証言だけで犯人が決まってしまうというのは本当に恐ろしい事です。
クリント・イーストウッドは自らが監督、主演を務める場合、実年齢より10歳以上若い役を演じる事が多いですね。
この映画でも無理やり現役感を出さなくても、すでに引退したベテランの新聞記者が若い後輩の仕事を見守るという立ち位置の方が、無理が無かったかもしれません。
主役の座は絶対に渡さん!という意地が垣間見えます。
彼は現在92歳、今年も自らが主演、監督を務める「クライ・マッチョ」が公開されるなど、まさに生涯現役なのですね。
私生活でも結婚、離婚を繰り返し、数々の女優と浮名を流すなど、この映画のエベレットのように女好きと言えるかもしれません。
私が以前、介護施設で働いていた頃、スケベなおじいちゃんほど元気だったのを思い出します。
エロスは元気の源なのですね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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