アンノウン
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー3月24日放送のアンノウンの感想です。
公開 2011年
監督 ジャウム・コレット=セラ
公開当時 リーアム・ニーソン58歳 ダイアン・クルーガー34歳 ジャニュアリー・ジョーンズ33歳
ジャウム・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演の作品は多いのですが、私の見た限りでは、風呂敷を広げるだけ広げて雑に畳む作品が多いように思います。
今作も特にエッジの効いた作品では無いものの、以前午後ローで放送された「フライト・ゲーム」「トレイン・ミッション」と比較すると、クオリティの高いサスペンスではないでしょうか。
こんな言い方をしては失礼かと思いますが、なにより素晴らしいのはストーリーの辻褄が合っていることです。
アメリカの植物学者マーティンは学会に出席するため妻のエリザベスと共にベルリンを訪れる。到着間もなく、乗り込んだタクシーが交通事故に合い、マーティンは記憶障害に陥る。病院から抜け出し妻と再会するも、妻はマーティンを知らないと言い、別の男が自分になりすましていた。混沌とした状況の中、事態の真相を掴むため、タクシーの運転手だったジーナと共に謎を解明していく… というストーリーです。
リーアム・ニーソンは96時間シリーズあたりから、完全にアクション俳優になってしまいましたね。
代表作「シンドラーのリスト」に見るような渋い演技派のイメージがあったのですが、アクション俳優に転じてからの演技は全部同じで、今作でも始終困り顔で右往左往する男を演じています。
慣れない異国の地で、現地の美女と事件を解決していくというお話は、以前午後ローでも放送されたハリソン・フォードの「フランティック」に似ていますね。
序盤の交通事故のシーンから、パーティーで妻のリズに会うシーンまでは、ヒッチコック映画を思わせるスリリングな展開ですね。
カーチェイスやアクションも映像にキレがありテンポも良く、見る者を飽きさせない工夫がされています。
リズを演じるジャニュアリー・ジョーンズは主役の妻を演じることの多い女優ですね。美しいけれど主役を張れるほどの華は無いということでしょうか。
彼女は「ハングリー・ラビット」でもニコラス・ケイジの妻の役を演じていましたが、今作でもリーアム・ニーソンと年の離れた若妻の役を演じていますね。
彼女にはこんな若くてきれいな奥さん欲しいな~という男性の妄想を掻き立てるものがあるのでしょうか。
ダイアン・クルーガー演じるジーナはクールビューティーなルックスに三つ編みがキュートですね。
タクシーが事故に合った時に、必死でマーティンを救助する姿も人間性が感じられます。
ジャニュアリー・ジョーンズも彼女の美しさと存在感の前にはには霞んでしまいますね。
協力の代価としてマーティンがジーナに妻と自分の名前が刻まれている高級腕時計を差し出すのですが、
「人ってお金に困るとまず最初に思い出を手放すのよね…」
メルカリヘビーユーザーの私には刺さる言葉です。
元スパイのユルゲンを演じたブルーノ・ガンツは鋭い眼光といい圧倒的な存在感を放っていました。
もはや過去の遺物となった哀しき東側スパイの人生を見事に背負っていましたね。
スピンオフでユルゲンの人生を描いた映画を見たいと思ってしまったほどです。
彼のおかげでこの映画のクオリティは3割はアップしたのではないでしょうか。
主演のリーアム・ニーソンよりも脇を固める演技派俳優に支えられたと言える作品ですね。
ラストはマーティンが凄腕の殺し屋だった自らの過去を思い出し、暗殺計画を阻止するためにジーナと奔走するのですが、記憶を数日無くしたくらいで宗旨替えし、暗殺者から善人になってしまうのですね。
ジーナの人間性に影響されたのかもしれませんが、もう少し苦悩を描いてほしかったものです。
サスペンスとしては良く内容が練りこまれており、午後ローで見るには十分すぎるほど面白い映画ですね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー ★★★★
午後ロー親和性★★★★
流し見許容度 ★★
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我が家、楽の釜盥
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