レインディア・ゲーム
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー5月31日放送のレインディア・ゲームの感想です。
公開 2000年
監督 ジョン・フランケンハイマー
公開当時 ベン・アフレック27歳 シャーリーズ・セロン24歳 ゲイリー・シニーズ45歳
ニコラス・ケイジにも感じる事なのですが、ベン・アフレックはなぜこれほどまでにハリウッドで重宝されるのでしょうか。
鼻の下の長い締まりのない顔といい、死んだ目といい、ハリウッドで主役をたて続けに張れるほど華のある俳優とはとても思えないのです。
彼には何かキャスティングに影響を与えるような、強力な後ろ盾が付いているのでしょうか。
どことなく、オリラジの中田敦彦に似ていますね。
彼のチープなルックスは、瞬時に映画に対する興味を失わせるほどの破壊力があります。
彼は「アルマゲドン」「アルゴ」「ゴーン・ガール」など、第一級ともいえるハリウッドの映画に次々と出演しそれなりの評価を得ているのです。
特に「アルゴ」は自らが監督し主演も務めているのですが、私はこの映画は単にアメリカ人ウケを狙った賞目当ての作品にしか思えず、まったく入り込めなかったのを覚えています。
私は彼の仕事のキャリアよりも、ジェニファー・ロペスの元彼というイメージが強いのです。
ベン・アフレック演じる出所真近な服役囚ルーディ。同じ房の仲間ニックは、美女アシュリーと文通し相思相愛の関係になっているのです。
非情で現実的な事を言えば、シャーリーズ・セロン演じるアシュリーのような若く美しい女性が、刑務所に服役中の囚人に文通だけで恋に落ちるなんてことはまず無いでしょうね。
今話題のロマンス詐欺のように、そういう場合は裏に必ず何かあると思った方が賢明かもしれません。
クリスマスの日に出所したルーディは、刑務所の前で待つアシュリーを見つけ、刑務所で殺されたニックのフリをして彼女に近ずくのです。
自分の身代わりになって命を落としたニックの恋人なのに、しれっとニックになりすますなんて…
まあシャーリーズ・セロンほどの美女なら、気持ちもわからなくはありませんけどね。
シャーリーズ・セロンは当時24歳、輝くばかりに美しいですね。彼女の美しさで最後まで見れたようなものです。
アシュリーの兄を名乗るガブリエルは、ルーディをニックだと信じ、アシュリーとの文通の内容から、ニックが以前勤めていたカジノの内部事情に詳しい事を知り、カジノ襲撃に利用しようとしていたのです。
ガブリエルを演じるゲイリー・シニーズは、始終ルーディを小突き回す、クセのあるチンピラ役がハマっています。
この映画で見どころがあるとすれば、2転、3転するアシュリーのキャラクターではないでしょうか。
映画の前半は、健気でか弱い女性、後半は男を手玉に取る悪女…
この映画はネットなどでは酷評されていますね。
ストーリー自体は軽いノリのサスペンスで、最初からB級映画だと思って見ればそれなりに楽しめるのですが、やはり主演のベン・アフレックの魅力の無さと薄っぺらい演技が、この映画に影を落としていると思うのです。
映画のラストで意外な黒幕が登場するのですが、私は最後に犯人が「土曜ワイド劇場」ばりに、今までの犯行のタネ明かしをする演出があまり好きでは無いのです。「ほら、ちゃんと辻褄合ってるでしょ~」と言わんばかり… ネタバレはストーリーの中でさりげなく見せて欲しいものです。
刑務所にいる時のルーディの夢は「出所したらホットココアとペカンパイを食べる。そして、家に帰っておやじと野球を見てクリスマスを過ごす」事なのです。
ルーディはラストで家族との団らんを迎えますが、そもそもこんなに暖かくまともな家庭に育った青年が、なぜ車泥棒をし服役することになったのでしょうか。出所の時、家族の誰一人彼を迎えに来た者はいなかかったではありませんか。
細かいことをあげつらってはキリがありませんが、シナリオの詰めの甘さを感じずにはいられません。
ペカンパイとは、主にアメリカでクリスマスなどの祝日に食べる、ナッツを表面に敷き詰めて焼いた甘いパイのことなのですね。
ルーディの食べていたペカンパイが美味しそうだったな、という印象しか残っていないのです。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー★★
午後ロー親和性★★★★★
流し見許容度★★★
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