THE GREY 凍える太陽

2023年4月2日




午後のロードショー大好きなパート主婦です。
大好きな午後ローをまったりと流し見てゆきたいと思います。

今回は12月1日に放送されたTHE GREY 凍える太陽の感想です。

THE GREY 凍える太陽 - 作品 - Yahoo!映画
Yahoo!映画より引用

副題に凍える太陽とあるように、見ているだけで指先が冷えてきそうなほど過酷な雪原サバイバル映画ですね。

私は飛行機が大の苦手なのですが、あの機体がバラバラになりそうな独特の揺れを体感したら乗客はみな「墜落」が頭をよぎるのではないでしょうか。

この映画のように飛行機が墜落し命は助かったものの、そこは飢えたオオカミがうようよいるアラスカの大雪原なんて悪夢でしかありませんね。

以前北海道の旭山動物園でニホンオオカミを見ましたが、彼らの大きさといい眼光といいこれに襲われたらと思うと鳥肌が立ちます。

この映画に登場するオオカミは日本オオカミよりもサイズが大きいでしょうか…
生き残った7人は果敢にオオカミとの戦いに挑みますが私だったらあの特大の足跡を見ただけでも心が折れます。

若いころナイターのスキー場で滑っていた時一寸先も見えないほどの大吹雪に見舞われたことがありその時の恐怖をで今でも覚えています。
あの寒さと雪の中でまともな思考はできませんよね。

リーアム・ニーソン演じるオットウェイは石油会社の堀削現場で雇われた人を襲うオオカミのハンターであり、妻を失った悲しみに耐えきれず自殺まで考えている孤独な男です。石油会社の堀削現場で雇われた労働者の多くは社会の孤独なはみ出し者が多く、墜落事故で生き残った7人もそれぞれ不幸な境遇を抱えているのも切なくなります。

飢えと寒さと疲労の中次々と仲間が脱落していくのですが、最後に残った3人の内の一人が「生き残って帰っても何もない。酒を飲んで穴を掘るだけ。このきれいな景色を見ていたい」……仲間を残して去る二人も寄る辺なく孤独に働くことのむなしさが身に染みているのか、彼の選択を受け入れ静かに去りましたね。
最後の別れに握手してそれぞれ名前を名乗るのは本当に切なくなりました。サバイバルに必死でお互い名前を教えあう余裕も無かったのですね。

生き残った仲間の一人がオオカミに襲われ川に落ちて死ぬときに「神よ なんでこんな仕打ちを…」と叫びます。
リーアム・ニーソンも最後一人生き残ったときに空に向かって神を罵倒するような言葉を叫びますが、決して自ら死を選んではいけない、あきらめてはいけない
というのはキリスト教の宗教観であり、キリスト教圏の人でなくてはこの映画の言わんとしている本当の意味は分からないかもしれませんね。

オオカミも人間も同じく、生きることは本能でありそこに理由など無いのですが人間である以上死に方は選べるということでしょうか。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😊します。

総合評価
ストーリー   ★★★
午後ロー親和性 ★★★★
流し見許容度  ★★★
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