ブレーキ・ダウン
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
午後ローで放送された過去の作品も含め最近見た映画なども素人目線でまったりと語ってゆきたいと思います。
今回は12月17日に放送されたブレーキ・ダウンの感想です。
Yahoo!映画より引用
ネタバレ含みます😁
この映画は午後ローで初めて見たのですが、最後まで緊張感が途切れず真剣に見てしまいました。
引っ越しのため長距離ドライブをしていたジェフが妻のエイミーを行きずりのトラック運転手に連れ去られてしまうのですが、人気の無い広大なアメリカのハイウェイで起こる恐ろしい出来事はスティーブン・スピルバーグの「激突」に似たじわじわくる怖さがありますね。
この映画の舞台になっている国道15号線は砂漠のような山間地帯があり、銃社会アメリカのこんな広大な砂漠のような所で車が故障し犯罪に巻き込まれるなんて悪夢でしかありませんね。携帯電話はあるものの圏外……よくあることですね。
毒沼地のゾンビマン、映画館に現るより引用
昔見た「テキサス・チェーンソー」という映画は、テキサスの片田舎に迷い込んでしまった若者たちが古い屋敷に住む殺人鬼に次々と襲われるという内容だったのですが、まさにアメリカの田舎ホラーともいうべき恐ろしい映画でした。
数十年前から時間が止まっているような閉鎖的な田舎町、そこに暮らす人々というのは貧富の差からか都会から来たよそ者を敵視し毛嫌いする傾向にあるのです。
カート・ラッセル演じるジェフが妻を探すために国道沿いにぽつんとあるダイナーに向かうのですが、ほこりだらけで汚い店内、店主は無愛想、客は地元の人間ばかりでどこか不気味なのに加え奇妙な連帯感があり、アメリカの田舎のダイナーあるある全開なのです。
また警官が頼りにならないゆえか、彼らは常に銃で武装しているのです。
田舎の警察官の頼りにならなさといったら…… 必死に妻を取り戻そうとするジェフをよそにとんちんかんな質問ばかり。
話の通じない人たちの前では「不思議の国のアリス」のようにどっちが狂っているのかわからないカオス状態になってしまうでしょうね。
結局は金のためにジェフの妻を誘拐した犯罪者一味でしたが、そこそこのいい車に乗っているだけで資産家だと思い込みターゲットに定めるのも田舎の犯罪集団ゆえの思慮浅さなのでしょうか。
「カリフォルニアナンバーのこんなイカした車でのんびりドライブなんてとんだ間抜け野郎だぜ」犯人の言葉でわかるように、ジェフとエイミーは凶暴なオオカミの森に飛び込んだウサギのようなものだったのでしょうね。
エイミーが監禁されるシーンがありますが、アメリカは国土が広大なゆえ、田舎に行けば行くほどみな自宅とは別にガレージを所有しており、そこが犯罪の舞台になってしまった場合これほど恐ろしいことはありませんね。なにしろ家と家との距離が数キロ離れていたりと助けを呼ぶのもままならないのですから…
カート・ラッセルはクエンティン・タランティーノの映画「デス・プルーフ」で変質者の殺人鬼を演じていましたが、悪い言い方をすれば彼は90年代の遺物のような時代遅れのスターで、タランティーノ監督は「パルプフィクション」でジョン・トラボルタを見事復活させた時のような意図的なキャスティングをしたのではないかと思います。
かつてのスターにあえてクセの強い変質者の役を演じさせることで、この映画がさらに濃厚な面白みを増しているように思います。彼も役者としての新たな一面が開けたのでは無いでしょうか。
勝手におすすめ映画レビューより引用
映画の舞台になっているアメリカの国道15号線は全長2000キロ以上あるのですね。いまさらながら北米大陸の広大さに気付かされます。
昔友人がアメリカのハイウェイを横断する旅をしたことがありましたが今から考えるとなかなかスリリングな行為だったかもしれませんね。
その友人は無事に帰ってきましたが…。
ジェフの必死の攻防の末、妻のエイミーを取り戻すことができるのですが、これを見ながらうちの旦那も私が誘拐されたらこのくらい戦ってくれるのだろうかと思わず考えてしましました…😅
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝🤗です。
総合評価
ストーリー ★★★★★
午後ロー親和性 ★★★★★
流し見許容度 ★★★
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