マッチポイント
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
大好きな午後ローを素人目線でまったりと語ってみたいと思います。
今回は６月28日に放送されたマッチポイントを語ってみたいと思います。
ストーリー
テニス・インストラクターのクリスが上流階級の青年トムと意気投合し、彼の妹クロエと結婚。なにもかもが順調なクリスだったが、トムの婚約者である官能的な米国人女性ノラとの情事におぼれていく。
より引用
この映画ももう４～５回は見ていると思いますが 私は女性なのになぜかいつも主演のクリスに感情移入してしまします。
クリスは第一線を退いたプロテニスプレイヤーですが、生活のため富裕層が通うテニススクールのコーチを始め、そこで上流階級の青年トムと知り合い彼の妹クレアに一目惚れされたことで人生が一変します。
それ以前のクリスは ドストエフスキーを愛読するなど、決して金持ちにはおもねらないプライドと意地を持っていたように見えました。
でも上流階級の生活を一度体験してしまったら、なかなか元の生活には戻れないものです。生活のレベルというのは一度上げてしまったら下げるのは難しいですからね。
クレアとの新婚生活をスタートさせる新居も テムズ川沿いの日当たりのいい高級アパートメント…日照時間の少ないロンドンでは日当たりのいい物件はそれだけで高額な賃料になるようですね。
社長令嬢のクレアの目に止まったことで、しがないテニススクールのコーチから 彼女の父親が経営する会社の重要ポストへ昇進…まさに宝くじに当選するくらいの幸運ですね。
順風満帆だったクリスの前に現れるノラをスカーレット・ヨハンソンが演じていますが、まさにクリスの運命を狂わせるに値する説得力のある美しさですね。
シネマトゥデイより引用
ノラはクレアの兄 トムの恋人ですが、クリスはアメリカの田舎出身で女優を目指すノラのハングリーな面に自分を重ねしだいに惹かれていきます。
クレアの目を盗んでノラとの逢瀬を重ねるクリスですが、やがて悲惨な結末を迎えます。
このノラという女性は、オーディションの本番に実力が出せなかったり、トムの子供を言われるままに中絶してしまったりと ある意味肝心なところで押しの弱い部分があるのかもしれませんね。偶然会ったクリスに連絡先を教えてしまうのも情に流されやすい性格ゆえなのでしょうが、非情な言い方をすると運が無かったと言えるかもしれません。
ノラを殺害後、ノラの幻影に向かって冷たい声で「怖かったけどいざとなったらちゃんと引き金が引けたよ…」クリスの言葉が印象的です。
その後 クリスは一体どうなるのか 警察が再捜査を始め逮捕されるのか、それとも死んだ目で何事も無かったように生きるのか…
監督はウッディ・アレンなんですね。彼の作品の中でサスペンス仕立ての映画はこの映画くらいではないでしょうか？
私はウッディ・アレンの映画の中でこの映画が一番好きです。
総合評価
ストーリー ★★★★★
午後ロー親和性 ★★★★
流し見許容度 ★
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