ランダムハーツ
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
大好きな午後ローをまったりと流し見てゆきたいと思います。
今回は12月6日に放送されたランダムハーツの感想です。
映画を見終わった感想は「大人の映画」だなあ…でした。
中年夫婦の不倫の話なのですが、サスペンス要素抜きでも大人の恋愛映画として十分見れますね。
自分の妻、夫が不倫旅行に出かけた飛行機が墜落し二人とも死亡した……残された者にとってこれほど残酷な仕打ちはありませんね。
それにしても配偶者が無くなったあとに不倫をしていた事が判明するというのはどのような心境でしょうか。怒り、悲しみ、情けなさ、悔しさなどが入り混じり
平静ではいられないでしょうね。私だったらしばらくは立ち直れないかもしれません…
ハリソン・フォード演じるダッチとクリスティン・スコット・トーマス演じるケイは偶然にも飛行機事故の被害者の遺族として接点を持つことになります。
ダッチは妻の不倫の真相を確かめようとケイに近ずきますが、二人は男女の関係を持つことになります。
お互いまともな精神状態では無いこともありますが、配偶者への復讐の気持ちもあったのでしょうね。
ケイがつぶやく「妊娠判定薬みたいに狂っていないか判定できるものがあればいいのに」という言葉が心に残ります。
ダッチの亡くなった妻は夫に対する後ろめたさをもっていたように感じますが、ケイの夫はケイの親友とも関係を持っていたなど妻を裏切る事に罪悪感をあまり持っていなかった一面もうかがえますね。
ケイは下院議員の選挙を控えていることもあり、人前では常に完璧な自分を見せなければならす、ダッチと山小屋で密会した時軽い挨拶を交わした後「あなたとこんなゴミみたいな会話したくない」……選挙区の人たちの前での当たり障りのないうわべだけの会話に疲れ果てていたのでしょうね。
出会ったきっかけが最悪だっただけにお互い惹かれあってはいても踏み切れない様子がいろいろな物を背負った中年の男女らしくて切なくなりますね。
或る「享楽的日記」伝より引用
ダッチとケイが惹かれていく過程が無理なく描かれていたと思いますが、やはりクリスティン・スコット・トーマスの繊細な演技が説得力を与えているのだと思います。
ケイの疲れて憔悴した表情がさらに彼女の色気を引き出していますね。
彼女の代表作といば「イングリッシュペイシェント」だと思いますが、その頃アメリカの雑誌のアンケートで不倫したい女優の1位に選ばれていたエピソードを思い出しました。本人にとってはあまりありがたくない1位かもしれませんが魅力的なのは間違いないですね。
同じような内容の映画でぺ・ヨンジュン主演の「4月の雪」があります。「愛の不時着」のヒロインで話題のソン・イェジンが相手役を務めていたのですが、この映画ではお互いの配偶者が不倫旅行での車の交通事故で死んでしまいそれがきっかけで二人が出会い惹かれあうという内容でした。
ヨン様が夫でも不倫する妻がいるんだなぁと思ってしまいましたが…。
先日亡くなられた瀬戸内寂聴さんが自らの体験も踏まえて「恋愛というのは雷に打たれるようなもの。ダメだとわかっていてもどうすることもできない」「平穏無事な人生が幸せとは限らない。身ぐるみはがされても死ぬほど好きだと思える相手と出会えた事は幸せな事」とおっしゃっていましたがまさに達観した大人の意見ですね。
音楽をデイブ・グルーシンが担当していますが全編通して流れる静かなジャズピアノがより一層ストーリーの魅力を引き立てているように思います。
デイブ・クルーシンは私の大好きな映画「恋のゆくえ」の音楽も担当しているのですね。「恋のゆくえ」は映画のサウンドトラックCDも購入し何度聴いたかわかりません。特にミシェル・ファイファーが歌う「マイ・ファニー・バレンタイン」のピアノ編曲は映画史に残る名曲と言っても良いかもしれませんね。
監督のシドニー・ポラックは数々の名作を手掛けていますが、「愛と哀しみの果て」「トッツィー」などの名作も手掛けている名監督なのですね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れている感謝🤗です。
総合評価
ストーリー ★★★★★
午後ロー親和性 ★★★★
流し見許容度 ★★★
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