ナイト&デイ
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー11月15日放送ナイト&デイの感想です。
公開 2010年
監督 ジェームズ・マンゴール
公開当時 トム・クルーズ48歳 キャメロン・ディアス38歳 ポール・ダノ26歳 ガル・ガドット25歳
当時48歳トム・クルーズのファン感謝祭とでもいうべき、全力でファンの期待に応えた作品と言えます。
トム・クルーズが好きな女性にとってはまさにご褒美的な映画ですね。
私はトム・クルーズはイケメンだと思うものの、俳優としての色気を感じた事は無いのです。
彼はいつも顔面にも体にもガチガチに気合が入っており、もう少し肩の力を抜いて「抜け感」があったほうが魅力的なのにと思うことがあります。
トム・クルーズ演じるロイはまさにハーレークイーンロマンスに登場するスーパーダーリンであり万能彼氏なのです。
この映画の中でトム・クルーズは無敵のスパイを演じており、自らが主演した「ミッション・インポッシブル」のパロディともいえますね。
理想の男性を追い求める平凡な女性ジューンは、ある日妹の結婚式に向かう途中で、ハンサムな男性ロイと知り合う。
ロイはCIA所属の超一流のスパイであり、とある理由からCIAから追われる身であった。
キャメロン・ディアスが「平凡な女性」という設定には少し無理がありますね。
「このチャンスを逃す?いいえ、ここを出たらすぐにアタックよ。もう若くないんだから」ジューンは美人ながら、妹の世話を焼くうちについ婚期を逃してしまった、という感じの女性ですね。
機内で乗務員や乗客を装った刺客に襲われたロイは、図らずもパイロットまで殺してしまい、自ら飛行機を不時着させる。
目を覚ますと、ジューンは自宅のベットで寝ており、朝食まで用意されている…「おいしい朝食を!」
この辺りもハーレークイーン的ですね。
ジューンを組織の魔の手から守るため、ターミネーター的なタフさでジューンを追ってくるロイ。
サイコパス的な恐ろしさがありながらも、彼にこの笑顔で「やあ!よろしく!」なんて言われたら誰でも煙に巻かれてしまいますよね。
舞台は南の島、オリエント急行、ザルツブルグと次々に変わり、まさにスーパーダーリンと世界旅行をしている気分にさせられます。
「おはよう お寝坊さん!」
気絶させられ、目覚めたら彼氏と南の島…なんて、まさに女性にとっては夢展開ですよね。
タイトルのナイト&デイの「ナイト」とはknightであり、まさにお姫様を守るナイトと姫という設定なのでしょうか。
特に余韻が残る内容では無いものの、ハリウッドの千両役者同士の共演という事もあり、高級感とお得感のあるエンターテイメント作品ですね。
午後ローというよりは金曜ロードショーの豪華さがあります。
ラストはロイが「いつか」行きたいと願っていた南の島へ二人で逃避行… でハッピーエンド。
物理学者の役でポール・ダノが出演しています。彼は本当にオタク系陰キャの役が似合いますね。今回は理系男子で、ロイよりも私はこのサイモンのほうがタイプです。
敵方の工作員の役で「ワンダー・ウーマン」のガル・ガドットがちょこっと出演しています。
キャメロン・ディアスは当時38歳で年齢を重ねたものの、天然でドジっ子のジューンをキュートに演じています。普通キャーキャー騒がしい巻き込まれ系女優はウザいのが定番ですが、彼女が演じるとまったく嫌味がありません。
トム・クルーズと共演して彼の存在感に負けない女優は彼女くらいでしょうね。
トム・クルーズとキャメロン・ディアスは「バニラ・スカイ」以来、10年ぶりの共演ですね。
今作や「チャーリーズ・エンジェル」のような天真爛漫な女性のキャラクターも似合いますが、「バニラ・スカイ」のでの悲壮感あふれるジュリーの役も素晴らしく、彼女の演技の振り幅の広さを感じます。
「バニラ・スカイ」はトムクルーズ主演作の中で一番好きな作品で、キャメロン・ディアスの演じたジュリーは彼女の演じた役の中で最高の演技だと思っています。
ネットでトム・クルーズを空港で見た、と言う人の記事があり「トム・クルーズは身長も低く、思ったより顔も大きかった」「でも、オーラだけは半端無かった。光の塊が歩いてくるようだった」とありました。
以前テレビで放送されたドキュメンタリー番組「トム・クルーズ 永遠の若さを追求して」では、彼の生い立ちや俳優としての経歴などをドキュメンタリータッチで描いていました。
宗教団体「サイエントロジー」との関係や、「ミッション・インポッシブル」の撮影時の体を張ったアクションなど、第一線で活躍し続けるハリウッドスターの苦悩や仕事に対するストイックさなどが語られていました。
老いる事を許されないハリウッドのトップスター、トム・クルーズに対し「彼はハリウッドのドリアン・グレイになろうとしているのか…」
「ドリアン・グレイの肖像」とはオスカーワイルドの小説で、肖像画が老いていく代わりに若さを手に入れた美青年ドリアンの奔放な半生を描いた作品。
「私は決して、時の流れに負けはしない」ラストのトムの言葉に、ハリウッドスターの性、執念を感じてしまいました。
現在60歳、あのルックスを維持するのは並々ならぬ努力が必要なのでしょうね。
近年の彼は、若さにしがみつく痛いおっさんのイメージがあったのですが「ミッションインポッシブル/フォールアウト」あたりから苦み走ったナイスミドルへシフトチェンジしていったように思えるのです。
年齢に合わせ自らをプロデュースできるというのも、彼が決して独りよがりな痛い俳優ではなく、自らを客観視できている証拠でしょうね。
数年前、あの大ヒット映画「トップ・ガン」の続編「マーヴェリック」が公開されると聞いた時、主演は若手俳優でありトムは脇役の教官役でも演じるのかと思いましたが、なんと堂々の主役を演じると知り少し驚きました。
しかも歴代の彼の出演作最高の興行収入を叩き出しているのですから驚きですね。
この先10年後、彼がどのような進化を遂げているか、見届けたくなってしまいます。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★★
午後ロー親和性★
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