エアポート75

2023年3月8日


午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー7月12日放送エアポート75の感想です。
Amazon | エアポート'75 [DVD] | 映画公開 1975年
監督 ジャック・スマイト
公開当時 カレン・ブラック36歳  チャールストン・ヘストン52歳

満員の乗客を乗せたコロンビア航空409便はロサンゼルスに向かう予定だったが、操縦を誤った小型機が409便の機種に激突し、操縦室の一部が大破、副操縦士は死亡、機長は大けがを負った。操縦士を失った409便は客室乗務員のナンシーの手に委ねられることになった…

この映画は子供の頃、日曜洋画劇場で見たのを覚えています。
当時の映画としてはスリル満点で家族で楽しんで見たのですが、今見ると意外とこじんまりした映画ですね。

1970年代のパニック映画としては「タワーリング・インフェルノ」「ポセイドンアドベンチャー」がありますが、当時はパニック映画が流行した時代のようですね。豪華なキャスティングと、限定された空間での人間模様はまさにこの時代の空気感があります。

映画感想「エアポート'75」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記元凄腕のパイロット、マードックと客室乗務員ナンシーは恋人同士なのですが、実年齢から考えると結構な年の差カップルですよね。
いい年こいて、6年も婚約期間をおいておきながら結婚に踏み切れない男 「もうこれ以上、1日だって待てないわ」ナンシーの気持ちもわかりますね。
Immortal Movie Trailer 『 エアポート75(Airport 1975) 』 予告編 Trailer 1974. - YouTubeチャールストン・ヘストンは、カレン・ブラックの恋人役を演じるには少し年を取りすぎていますね。

映画の前半、小型飛行機が409便に衝突し、パイロットが死亡、ナンシーが管制塔からの支持を受けながら飛行機を操縦するシーンは、彼女の恐怖と緊張感をガッツリと共感することができます。

カレン・ブラックは、顔のパーツが中心に寄った何とも個性的な顔立ちですね。
映画「エアポート75」 カレン・ブラック - 映画とライフデザイン操縦席での、主に胸から上のショットが大半を占めるため、彼女の顔の圧、顔力は緊張感を高めています。
単なる美人女優ではなく、彼女をキャスティングしたのは正解だったのではないでしょうか。

副操縦席の席の上にぽっかりと穴が開いているというのに、ナンシーは酸素マスクも無しに普通に会話しているのですね。
気圧などの問題があると思うのですが…

ナンシーの管制塔からの支持を受けながらの必死の操縦は、みているこちらの手も汗ばんでしまうほどの臨場感があります。
改めてジャンボ機のパイロットの偉大さを感じてしまいます。

ナンシーが必死に管制塔からの指示を受け飛行機を操縦している間も、乗客は呑気に本を読んだり、映画を見たりしているのです。
飛行機の中ゆえ登場人物が座席に座っているシーンが多く、事故の傍観者になってしまっていいるため、豪華なキャスティングを生かすことができていませんね。
「タワーリング・インフェルノ」のような複雑に絡み合う人間ドラマを期待して見たら、拍子抜けしてしまうかもしれません。

乗客の一人で、着陸後すぐに腎臓移植を受ける予定の少女の役で「エクソシスト」のリンダ・ブレアが出演しています。

灰田蘆憲 on Twitter: "『エアポート75 』を観ていたのだが、あいも変わらずカレンブラックが不愉快(さすがに『イナゴの日』ほどじゃないけど)だ。あんなのと付き合ってる設定のチャールトンヘストンが気の毒になってくる。つーかどうして彼女は70年代あんなにも人気が ...

墜落を回避するため、小型機で熟練パイロットをワイヤーで409便に送り込む作戦をとるも、あと一歩のところでワイヤーがはずれ、パイロットは空中へと吹き飛ばされてしまう…

ナンシーが楳図かずおのキャラクターを思わせるような形相で「ギャ~!!」と絶望の雄叫びを上げるのも共感できます。
エアポート75: ケペル先生のブログ

これを見たマードックは、「あの飛行機を操縦できるのは私しかいない!」と、危険を犯して409便に乗り込むことに成功するのです。
結婚も決められない男のクセに、こういう決断はできるのですね。

映画感想「エアポート'75」 | 大TOKYOしみじみ散歩日記

マードックの必死の操縦の末、409便は無事、空港に着陸する。
着陸の直前、ナンシーに「結婚しよう」なんで今言う?と思ってしまいましたが…

無理やりチャールストン・ヘストンの見せ場を作らなくても、「乱気流/タービュランス」のように最後まで客室乗務員のナンシーが管制塔からの指令を受けて着陸まで操縦したほうがスリルがあって面白かったと思うのです。
途中でマードックが飛行機に乗り込んできて操縦を変わったとたんに、緊張感がトーンダウンしてしまいました。
エアポート'75 | 映画は娯楽だ! - 楽天ブログ必死の攻防の末、無事着陸した409便でしたが、乗客の一人で離陸直後に酔っ払って寝てしまいこの騒動にまったく気付いていなかった男が寝ボケ顔で
「ん? なんだ? 何をみんなそんなに騒いでるんだ…?」 とんだ強者がいたものです。
私も飛行機が大の苦手なのですが、彼のように酒を飲んで酔っ払ってしまうのも良い対処法かもしれませんね。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。

総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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