レッド・サン

2023年4月26日

午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー6月23日放送レッド・サンの感想です。
Amazon.co.jp: レッド・サン [VHS] : チャールズ・ブロンソン, アラン・ドロン, 三船敏郎, キャプシーヌ, アンリ・アルカン, テレンス・ヤング: DVD
公開 1971年
監督 テレンス・ヤング
公開当時 チャールズ・ブロンソン50歳 三船敏郎51歳 アラン・ドロン36歳

1870年代、アメリカ西部を舞台に日米親善のためにやってきた日本の大使一行が乗る特別列車が強盗に襲われ、大統領に献上するはずだった宝刀が奪われてしまう。重兵衛と強盗一味だったリンクは共闘し、仲間を裏切り宝刀を奪ったゴーシュを追う。
レッド・サン||洋画専門チャンネル ザ・シネマ時空が歪むような設定とキャスティングですね。
西部劇の世界に刀を持ったサムライ、しかもチャールズ・ブロンソン、三船敏郎、アラン・ドロンが共演なんて、豪華と言えば豪華ですが、あまりに異色のキャスティングです。

日本の使節団一行の乗っている豪華列車は、日米親善の任務を背負っている割には警備が手薄ですね。強盗一味に簡単に宝刀を奪われてしまうのです。
彼らの車両だけ内装が和式になっていたのもご愛敬です。

チャールズ・ブロンソン演じるリンクと、三船敏郎演じる重兵衛が並んで歩く姿に既視感を感じてしまったのですが、これは「ルパン三世」の五右衛門と次元ですね。

span itemprop="headline">俳優:三船敏郎・・・ドロン、ブロンソン相手に「格」の違いを見せつけた「レッド・サン」</span> - fpdの映画スクラップ貼アラン・ドロン演じるゴーシュに金と宝刀を奪われてしまい、仕方なく二人で共闘しゴーシュを追うことになるのです。

映画の前半は二人のロードムービーと言えるのですが、野宿するシーンで、重兵衛がどこかからおにぎりと卵焼き、魚の干物らしきものを取り出し、竹の皮に丁寧に盛ってリンクに与えるのが面白いですね。おにぎりを食べるチャールズ・ブロンソンが見れるのもまた一興です。

二人一緒に野宿するリンクと重兵衛なのですが、「プ~ン」と飛んできた蚊を刀で切り捨て、重兵衛が一言「蚊はもういない」…。
このシーンは「キンチョール」のCMになりそうなくらいシュールです。

黒田重兵衛 成敗数 映画「 RED SUN 」 - 男の映画館(漢)ゴーシュを見つけたらすぐに殺したい重兵衛と、まずは金の在り処を吐かせてから始末したいリンク。
リンクのおおらかな性格から考えると、ゴーシュの命まで奪うつもりは無かったのかもしれません。
重兵衛は奇妙な武士道精神を発揮し、見つけ次第どうしても殺すと言って聞かないのです。

旅の途中でことごとく衝突する二人…。

「生きる上で思想は必要だ」
「思想じゃ、腹は膨れねェんだよ」
日本の武士道とアメリカ人的なおおらかさがなかなか嚙み合わないのですが、旅を続けるうちに、二人に徐々に友情のようなものが芽生えてくるのです。

娼館に宿泊することになり、重兵衛にも娼婦があてがわれるのですが、キャラ的に「いや、拙者はそういうのは…」と女性を辞退するかと思いきや、「まず、俺の服を脱がせてくれ」… 真面目そうな顔をしてどスケベですね。やはり据え膳喰わぬは男の恥、これも武士道の一環なのでしょうか。

レッド・サン娼館に潜んでいたゴーシュの女、クリスチーナを人質にとり、ゴーシュをおびき寄せようとするリンクと重兵衛。

二人はゴーシュを追い詰め、金と宝刀の在り処を聞き出そうとするのです。
ゴーシュに切りかかろうとする重兵衛ですが、ゴーシュに撃たれ致命傷を負ってしまう。
二人で金を山分けにしようと持ち掛けるゴーシュを許さず、リンクはゴーシュを撃ち殺すのです。

最低映画館〜レッド・サン(SOLEIL ROUGE)

虫の息の重兵衛はリンクに、宝刀を使節団に届けてほしいと頼み息を引き取る…
重兵衛の亡骸を丁寧に葬るリンク。
重兵衛に友情とも言える絆を感じていたリンクは、重兵衛の頼みを聞き、使節団に宝刀を届けるのです。

アラン・ドロンは当時、美男の代名詞扱いされていただけあって、吸い込まれそうなブルーに瞳に美しすぎる顔立ち、スターのオーラが駄々モレしてますね。
前歯にキラリと光る銀歯も、スイカに塩をふるが如く、彼の美しさを際立たせるのです。
ヤフオク! - 美品専門 アランドロン レッドサン 大型ポスター...三船敏郎は「七人の侍」などで海外でも人気を博しており、この映画の企画は彼自身がアメリカの映画会社に持ち込んだそうですね。
西部劇に侍なんて、てっきり色物扱いなのかと思いきや、主演のチャールズ・ブロンソンとほぼ同格の扱いでした。所作も殺陣も武士そのもの、これぞアメリカ人が考えるサムライ像ではないでしょうか。
映画レビューブログ でしまるあ~かいぶチャールズ・ブロンソンといえばやはり私の年代は男性用化粧品のCM、顎に手を当て「う~ん、マンダム」を思い出してしまいます。
男の世界~♪と歌うCM曲が脳内で再生されます。
まさに男らしさのエッセンスを凝縮したような俳優ですね。大塚周夫の吹き替えもこれ以上無いくらいピッタリです。
宇宙人が「地球人の男性とはどのような姿をしているのか?」と聞いてきたら、彼を見せておけばまず問題ないでしょう。
レッドサン』1971年 三船敏郎 ブロンソン ドロン : モデルガン・映画・空手・ウエスタン・歯科

タイトルの「レッド・サン」は欧米人は太陽を「黄色い」と感じるのに対して、日本人は太陽を「赤い」と感じる事が多く、この映画の題名は日本人を表現しているそうです。

令和の今見ると、やや荒唐無稽でぶっ飛んだ映画ですが、日仏米の大スターが共演する映画なんて、この映画以外には無いのではないでしょうか。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。

総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★
流し見許容度★★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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画像引用元
ザ・シネマ
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Posted by eijun