カットスロート・アイランド
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー6月22日放送カットスロート・アイランドの感想です。
公開 1995年
監督 レニー・ハーリン
公開当時 ジーナ・デイヴィス39歳 マシュー・モディーン36歳
17世紀、女海賊モーガンの父親は財宝の眠る島“カットスロート・アイランド”の地図を娘に託して死ぬ。彼女は財宝を求め、仲間と共に島を目指す…
この映画は公開当時、映画館に見に行きました。124分と長尺な上、意外性の無い予定調和な展開のため、座り疲れてお尻が痛くなったのを覚えています。
当時毎週欠かさず見ていたテレビ東京の「シネマ通信」で紹介されていたのをきっかけに見に行きました。
ジーナ・デイヴィスと監督のレニー・ハーリンは当時夫婦で、次作の「ロング・キス・グッドナイト」でも監督と主演でタッグを組んでおり、アクションおしどり夫婦などと称されていたものです。
当時ジーナ・デイヴィスはヒット作「テルマ&ルイーズ」「プリティ・リーグ」などでノリにノッていた時期ですね。
この映画は間違いなく「女海賊ビアンカ」の伝説にインスピレーション受け作られたものだと思うのですが、当時ジーナ・デイヴィスは39歳、じゃじゃ馬の女海賊を演じるには少し無理がありますね。
全編に渡って体を張ったアクションを披露しているのですが、おばさん、頑張ってんな~といった印象を受けてしまいます。
この映画は制作費に役100億円をかけたにもかかわらず、回収できたのは10億円程度、映画史に残る大赤字を出した映画としても知られているそうですね。
非情な言い方をすれば、ジーナ・デイヴィスはこの頃もう旬を過ぎており、集客するには弱かったかもしれませんね。
改めて「パイレーツ・オブ・カリビアン」のジャック・スパロウを演じたジョニー・デップの集客力の凄さを感じてしまいます。
ジーナ・デイヴィスはこの映画で、ジョニー・デップの10倍はアクションしているというのに…
彼女は角ばった顔にケツ顎、183センチの身長、ゴツいルックスにも関わらず、劇中ではやたらとイイ女扱いをされるのです。
これは先日午後ローで放送された「ロング・キス・グッドナイト」でも同様でした。やはり、監督が旦那ゆえ、妻バカになってしまうのもしかたありませんね。
ちなみに二人はその後、離婚したそうですが…
この映画を見て思ったのは、最近映画館に映画を見に行っていないな、という事です。この映画は私が20代の頃に公開されたものですが、当時は「この映画はほとんどの人が映画館に見に行った」と言えるような大作が年に一度は公開されたものです。
たまたま同じ空間に居合わせた映画館の観客の一体感も、今とは比べ物にならないものがありました。
この映画を見に行くきっかけになった「シネマ通信」は、日米映画ランキングの最速情報にはじまり、ハリウッドの大作から単館上映作品まで様々な作品を紹介していました。現地に赴いての取材やスターへのインタビュー、映画評論家石川未千花のイラストでの映画批評など、毎週楽しみにしていました。
日曜夜12時から30分の放送だったのですが、これを見終わって日曜日の終わりを実感したものです。
「シネマ通信」が終了したのも、映画を見に行かなくなった理由かもしれません。
海賊物の映画は海が舞台ゆえか、夏を感じてしまいます。
6月の梅雨が明けきらないこの時期に、夏の予感を感じながら午後ローで流し見るには良作と言えますね。
総合評価★★★★★
ストーリー★★
流し見許容度★★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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