ドメスティック・フィアー
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー4月18日放送のドメスティック・フィアーの感想です。
公開 2001年
監督 ハロルド・ベッカー
公開当時 ジョン・トラボルタ47歳 ヴィンス・ヴォーン31歳
フランクは数年前に妻スーザンと離婚し、一人息子ダニーの親権を妻スーザンに取られ、新しいパートナーと暮らしていた。元妻スーザンは裕福な会社経営者リックと再婚する。ダニーは粗暴な継父リックに馴染むことができない。そんなある日ダニーは偶然にもリックが殺人を犯す現場を目撃してしまう。なんとリックは過去に多数の犯罪を犯した凶悪犯だった…
ジョン・トラボルタは「パルプ・フィクション」などのクセのある役の印象が強いせいか、悪役の継夫の役の方が断然似合っていますね。
真面目な優しい父親役は今一つハマっていないのです。
それに比して、継父役のヴィンス・ヴォーンは完全にジョン・トラボルタの存在感に負けてしまっていますね。
怪物感に欠けるといった方が良いでしょうか。この手のサスペンスは、犯人役の俳優の怪演に作品のクオリティがかかっていると言っても良いのですが、彼の存在感の薄さが作品に影を落としていますね。
それにしてもアメリカ人というのはおおらかですね。
フランクの元妻スーザンは自分の再婚の結婚式に、元夫フランクをパートナーと共に招待、フランクは事も無げに二人を祝福するのです。日本だったらまず考えられませんよね。
ダニーは12~14歳くらいでしょうか。父親であるフランクとは自由に会えるものの、母親と新しい父親に気を遣い…
子供にこんな気苦労をさせるものではありませんね。
その上、母親のスーザンは早々に妊娠、これでは反抗したくもなりますよね
似た映画で「W/ダブル」(1987年公開)を映画を思い出しました。
自分の夢見る理想の家族像を掲げ、それが破綻をきたした途端に一家を皆殺しにする殺人鬼を描いたサイコスリラーなのですが、原題はステップファーザー(継父)なのです。各地を渡り歩いてはシングルマザーを口説き継父に収まるも、子供が反抗的な態度をとるや、理想の家庭像が壊れたと言って一家を惨殺する男の話です。この映画の継父はまさに怪物、ぶっとんだサイコパスで、殺人を楽しむ様子に背筋が凍りました。
アメリカでは個人の出生、婚姻、死亡を管理するのは州または群でアメリカ全体で統一して管理する機関は存在しないそうです。
国土が広大なため、住む州や名前を変えれば他人に成りすますことはそう難しくなさそうですね。個人を特定できるものとして社会保険番号があるそうですが…
この映画のリックは犯罪歴があるものの、私利私欲のためのやむを得ない殺人という感じがあり、サイコと呼ぶには少しまともすぎるかもしれません。
やはり継父役はジョン・トラボルタが持ち前のクセを生かしてぶっ飛んだサイコ継父を演じた方が絶対に面白かったと思うのです。
結局リックは死に、フランクはパートナーと別れ、スーザンは流産してしまうのです。
フランクとスーザンは元サヤに戻ったのでしょうか… ダニーのためにもそう願ってしまいます。
リックは犯罪歴はあるものの、スーザンを愛していたのは本心みたいですね。
リックは表向きは実業家で、その年の町で一番の男性、マン・オブ・ザ・イヤーに選ばれるのです。このマン・オブ・ザ・イヤーとは、毎年1月に兵庫の西宮神社で選ばれる福男のようなものなのでしょうか。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー★★★
午後ロー親和性 ★★★★★
流し見許容度★★★★
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