マーヴェリック
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー11月7日放送マーヴェリックの感想です。
公開 1994年
監督 リチャード・ドナー
公開当時 メル・ギブソン(38歳) ジョディ・フォスター(32歳)
この映画は20代の頃、友人と渋谷の映画館に見に行ったのを覚えています。
コメディタッチのユルい西部劇で、90年代アクション映画全盛期ハリウッドの中の変わり種ともいえる作品ですね。
西部劇に馴染みのない私たちには今一つ乗り切れない部分があるものの、騙し騙されのトリッキーな展開でそこそこ楽しむことができます。
ポーカー大会に出場するための資金を稼ぐため、あの手この手で資金繰りをする凄腕のギャンブラー、マーヴェリック。
女詐欺師アナベラ、保安官クーパーらと騙し騙されの珍道中の末、ミシシッピ川の船上で開催されるポーカー大会に出場することになる…
とらえどころが無く飄々としているものの、決める時は決めるマーヴェリックのキャラクターは「ルパン三世」的ですね。
安原義人さんの軽妙な吹き替えでより一層ルパン感を感じてしまいます。
騙し騙されのマーヴェリックとアナベラの関係性も「ルパンと不二子」的で、クーパー役のジェームズ・ガーナーが銭形警部に見えるほどです。
ラストにちょっとしたどんでん返しもあり、最後まで飽きさせない展開です。
内容はさておき、主演のメル・ギブソンとジョディ・フォスターの魅力を最大限に引き出している作品と言えます。
ジョディ・フォスターは「羊たちの沈黙」や「コンタクト」などクールな理系才女の役から、本作のような小悪魔系女子まで自在に演じる事が出来る振り幅の広い女優なのですね。
小柄でキュートでちょっとドジっ子、「子猫ちゃん」感が炸裂しており、本当に何度も騙されても許せてしまう魅力があります。
メル・ギブソンの濃い顔面や表情はどこか二次元的で、「ルパン三世」と「コブラ」を合わせたような味わいがあります。
演技派アクションスターらしく「二枚目半」をきっちり演じており、凄腕のギャンブラーであり早撃ちのガンマン、でも女にゃ弱い人間的で多重構造のキャラ作りに成功していると言えます。
現在と比べ20代の頃は映画を良く見に行っていたな、という事を思い出しました。
当時、映画の情報はほとんどテレビ東京で深夜放送されていた「シネマ通信」から得ており、面白そうだと思った映画は必ず劇場に見に行っていたものです。
上質な映画の情報番組が減ったのも、映画館に行かなくなった要因かもしれません。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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