イコライザー
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー12月2日放送イコライザーの感想です。
公開 2014年
監督 アントワーン・フークア
公開当時 デンゼル・ワシントン59歳 クロエ・グレース・モレッツ17歳
一見普通のおじさんなのに、実は無敵の殺人マシーンという設定はセガール映画のパターンに似ています。
元CIAの特殊部隊というのも無敵さにお墨付きを与える要素ですね。
デンゼル・ワシントンはセガールに知性と理屈っぽさを足した感じでしょうか。
クロエ・グレース・モレッツが出演していますが演技派美少女とのコンビは、先日放送された「マイ・ボディガード」と共通するものがあります。
そして「マイ・ボディガード」と同じように、演技派美少女は映画の序盤と最後にしか登場しません。
か弱い少女に危害を加えられたデンゼル・ワシントンは、復讐の鬼と化し、悪党どもに残忍な制裁を加えていくのです。
ホームセンターで働くロバート・マッコールは、温厚な性格から同僚たちにも厚い信頼を得ていた。
歌手を目指しながらコールガールとして働くテリーとダイナーで出会い、交流を持つようになる。
正直、この映画の一番の見どころは、クロエ・グレース・モレッツと絡むこのダイナーのシーンだけですね。
あとはお決まりのバイオレンスが延々と続くダラダラとした展開です。
彼女はこの映画に出演するにあたり、大人の女の色気を出すために体重を8キロ増やしたそうです。
ある日、テリーはマフィアの元締めに、見せしめのため暴力を受ける。
彼女をマフィアの元締めから解放するため、現金9000ドルを手に話を着けに行くロバート。
「金を持って消えな。あの女ならこのくらい一週間で稼ぐ」
無敵の殺人マシーンと化したロバートは、マフィア共を最初に予告した通り19秒で全滅させる。
元CIAの特殊部隊という前提があれば、もう無敵認定されてしまうのですね。
彼の59歳という年齢、締まりのない肉体とキレの無いアクションから見て、無敵の殺人マシーンというにはかなり無理があるのですが…
彼ほどの大物俳優になれば、役作りなどは無用なのですね。
少しは「アジョシ」のウォン・ビンの研ぎ澄まされた肉体を見習ってほしいものです。
彼の正体は一般人にまぎれてこの世の悪を是正する「イコライザー」だった。
「イコライザー」とは“均衡を保つ人”という意味なのですね。
ロバートはホームセンターの同僚の抱えるトラブルや、店で強盗を働いた男などを「正義」の名の元次々に“消去”していく。
セガール映画にもよく見られる現象なのですが、「正義」というお墨付きをもらえばどんな残忍な殺し方をしても許されるのですね。
ラストの戦いの舞台がホームセンターなのは、「さあこれからDIYの工具を使って痛い事しますよ~」の前提ですね。
ロバートはマフィアの一味を次々と電動ドリルや有刺鉄線、釘などを駆使し、必要以上に残忍な手法で殺害していくのです。
でもしかたありません。悪なのですから。
ホームセンターでの戦いは画面が暗すぎて見づらく、イラつくものがありました。
59歳のデンゼル・ワシントンのアクションの中途半端さをごまかすための配慮でしょうか。
ラストは回復したテリーに、多額の支援金を託し笑顔で別れる。
もちろん、彼が「イコライザー」だという事を彼女は知らない…
妻を亡くした悲しい過去を持つ彼が、何故この世の悪を正すイコライザーになることを選んだのか、今一つ説明が足りませんね。
デンゼル・ワシントンは知的で優しそうなルックスに反し、暴力的な役を演じる事が多いですね。
ハリウッドは彼に何を期待しているのでしょうか。
「イコライザー2」も午後ローで放送されましたが、クロエ・モレッツのような核となる美少女が出演していないため、今作に勝るとも劣らない中途半端な作品でした。
なんと28歳になったダコタ・ファニングと共演の「イコライザー3」が近日公開されるそうですね。
公開時68歳のデンゼル・ワシントンはまだ無敵の殺人マシーンを演じるのでしょうか。
セガール映画のようにリアリティ完全無視のアクション映画になること必至ですね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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