ロックアップ

2023年4月26日


午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は7月29日放送ロックアップの感想です。
Amazon | ロックアップ [DVD] | 映画公開 1989年
監督 ジョン・フリン
公開当時 シルベスター・スタローン43歳 ドナルド・サザーランド54歳

出所を間近に控えた模範囚のレオンは突然、全米最悪とされる刑務所に移転させられる。そこにはかつての私怨をはらすため、復讐を目論む刑務所長が待ち構えていた…

汗まみれで苦痛に耐えるシルベスター・スタローンと、バックに流れる音楽のせいか、何とも言えない「ロッキー」感があります。

スタローン主演で刑務所ものとくれば、バリバリのアクションかと思っていましたが、意外にも「ショーシャンクの空に」を思わせる人間ドラマですね。
スタローンは終始汗まみれで、パンツ一丁のシーンが多く、肉体美を惜しげも無く見せてくれています。

出所間近で、もうすぐ恋人との楽しい生活が待っていたはずのレオンは、突然全米最悪と言われる刑務所、ゲートウェイへ移送される…
春日太一 実は洋画が好き(第18回)当時のワクワク感再び! スタローン映画の煮凝りのような『ロックアップ』 | ぴあエンタメ情報「1か月に石鹸は一つ、トイレットペーパーは二つ、無くしたら自分のシャツでケツを拭け!」最初のオリエンテーションで心が砕けてしまいますね。

かつてレオンの刑務所脱獄によって赤っ恥をかかされたうえ、ゲートウェイ刑務所に左遷になったドラムグール署長のレオンに対する恨みは根深いものがあるのです。
レオンの一度目の脱獄の理由が「親の死に目に会いたいから」まあ、気持ちはわかりますけどね…
ドラムグール署長は、彼ををゲートウェイに収監し苛め抜く腹だったのです。
Subterranean サブタレイニアン: ロックアップ (Lock Up)ドラムグールの恨みを買ったレオンはゲートウェイ刑務所で地獄の日々を送ることになるのです。

新人受刑者の「刑務所デビュー」の場とも言える中庭… そこでは受刑者たちは煙草を吸ったり、バスケをしたり、談笑することが許されているのです。

中庭は受刑者たちにとって唯一の憩いの場であると同時に、派閥同士の勢力争いの場でもある…
新入りを品定めするごろつきどもの鋭い視線…
刑務所では一匹オオカミでは生きていけない。 どこかの派閥に加わらなければ、死の恐れすらある…

アメリカの刑務所は午後ローでも度々登場するのですが、日本と比べて自由度が高い印象ですね。
彼らには就労義務はないのでしょうか。洗濯当番や食事当番などは持ち回りでやっているようですが…

車の修理を得意とするレオンは、刑務所の中で修理工場を任されるエクリプスらと親交を深めていきます。
ロッキー風の音楽をバックに、仲間と共に車を修理しながらじゃれ合うシーンはさながら監獄ミュージカルのようです。
ロックアップ」の感想・レビュー(ネタばれ有り) | Latent in the movie now/只今 映画潜伏中につきサディスティックで残忍な看守、マンリーとワイリーのレオンへの嫌がらせは、見ていてげんなりするほどでした。

レオンはどんなに看守にいじめられても、仲間への優しさを失わず、どこまでも男らしいのです。
人はあれほど過酷な状況で、自分より他人の事を考えたりできるものでしょうか。

ロックアップ(1989年) | どらごんづ☆Movie'z

囚人仲間に運転を教えたり、仲間の代わりに罪をかぶって独房に入れられたりと、優しすぎるレオンなのです。

スタローンの演技の幅の狭さゆえなのか、ひどい嫌がらせを受けても割とあっけらかんとしており、憔悴した感じをあまり受けないのです。
「カイジ 地下強制労働篇」のカイジのような人間的な愚かさや、耐えに耐えて爆発させ復讐を果たすカタルシスを感じさせて欲しかったものです。

刑務所の中で、マイノリティである黒人の看守が人道的なのが印象的です。彼らには背負っているものがある分、他者に対する優しさがあるのでしょうか。

Watanabe on Twitter: "録画してあったスタローンの「ロックアップ」を見ていた。 スタローン映画お決まりのパターンとも言える「ボコボコに打ちのめされたスタローンが逆襲しラストで一発大逆転」だが、見終わってからの余韻がとても良い。凶悪な刑務所長を演じる ...

やはりスタローンは耐える男が似合いますね。
仲間の死や裏切りなど、人間ドラマに重点を置いており、失礼ながらスタローン映画にしては良くできたシナリオだなと思ってしまいました。
スタローン渾身のスーパー・バンドック巨篇!『ロックアップ』ふと思い出したのですが、以前はいわゆる「女囚もの」などと言われる女子刑務所を舞台にした映画も午後ローで数多く放送されていました。
女囚ものは陰湿でエロティックなシーンが多いせいか、現在ではコンプライアンス的に厳しいのでしょうね。

昔午後ローで放送された「エクソシスト」のリンダ・ブレア主演の「チェーンヒート」は、女子刑務所の中の人間関係を描いた映画で、受刑者同士のいじめはもちろん、レズビアン描写はあるは、レイプシーンはあるは、見た後トラウマになった記憶があります。

男性刑務所ものはなんだかんだ言って男子校の体育会系のノリで、友情に落とし込めるのが良いですね。

レオンは刑務所仲間に見送られ無事出所、迎えに来ていた恋人と抱き合ってめでたしめでたし…

後に残る余韻はさほど無いものの、午後ローでボーっと流し見るには最高の作品といえます。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。

総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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画像引用元
ぴあニュース
サブタレイニアン: ロックアップ (Lock Up)Latent in the movie now/
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