レオン

2023年4月26日


午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー9月30日放送レオンの感想です。
Amazon | レオン 完全版 [DVD] | 映画公開 1994年
監督 リュック・ベッソン

公開当時 ナタリー・ポートマン13歳 ジャン・レノ46歳 ゲイリー・オールドマン36歳

当時13歳のナタリー・ポートマン美しさは異次元レベルですね。
彼女の登場シーンはまさに出オチと言っても良いほど、少女ながら何も語ることの無いほど美しいのです。
美少女が大人に殴られて鼻血を出したり、泣きじゃくったりする様子をひたすら鑑賞する映画と言っても良いくらいです。

昔見た時は、おじさんと美少女の逃避行を描くロードムービーのように思っていたのですが、今改めて見るとこれは完全な恋愛映画ですね。
映画の冒頭、レオンが殺しを請け負った男が、少女の売春婦をホテルに呼んでいた演出から考えても、リュック・ベッソン監督は二人の関係を男女の恋愛関係として描きたかった事を示唆しています。
ナタリー・ポートマンの13歳とは思えない色気が、ただの信頼関係には収まらない何かを感じさせるのです。レオン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]麻薬取締局の刑事スタンに家族を惨殺されたマチルダ。
泣きじゃくりながら「お願い。ドアを開けて…」と懇願するマチルダなのですが、彼女にこの顔をされてドアを開けない男性はいないでしょうね。
映画「LEON(完全版)」のブルーレイを見ました(マチルダより愛をこめて~名作には名曲が似合う) : 翼のインサイト競馬予想

13歳の少女と中年の殺し屋、二人の奇妙な共同生活が始まる…

子供ながらに大人びたマチルダの魅力に、レオンは惹きつけられていく。
当初レオンは年齢差からマチルダと距離を置こうと懸命にあがいているように見えるのですが、マチルダの持つ「魔性」に次第に溺れていくように見えるのです。
ネタバレ考察】映画『レオン』は人間性神話が崩壊した今も名作と呼べるのか? | ナガの映画の果てまでマチルダの掌の上で転がされるレオン。
二人の関係を男女の恋愛とするなら、主導権は完全にマチルダの方にありますね。
心に強く訴える レオン 映画 女の子

逃避行を続ける二人ですが、ついにスタンの差し向けた追手が二人に迫る。
「愛している。二人で一緒に逃げよう」
映画『レオン』暴力と愛の処女性/解説・あらすじ・ネタバレ・感想・ラスト・完全版違い: レビュー・アン・ローズ

二人の願いは叶わず、悲しい結末を迎えることになる…

マチルダにさえ出会わなければ、レオンは殺し屋を引退したあと、田舎に引きこもって孤独ながらも静かな余生を送ったかもしれません。
マチルダは彼にとってまさにファム・ファタル(運命の女)といえますね。
でも、自分の命も財産も捧げても悔いが無い、という女性に出ったという事は不運とは言い切れません。

仮にレオンが助かって彼女と一緒に逃げていたらどうなっていたのでしょうか。
レオンはマチルダが成人するまで見守り保護者としての役割を全うしたのか、あるいは一線を越え、男女として愛し合ったのか…

LEON - IT WAS A GOODDAY

ジャン・レノは凄腕の殺し屋でありながら、古い映画や観葉植物を愛する朴訥な男なのです。読み書きも満足にできないため、仕事の元締めに体よく報酬をぼったくられているのも、不器用で容量の悪い愛すべきおっさんという感じですね。
純粋で不器用がゆえに、自分を心底信頼し好意を寄せるマチルダに溺れてしまうのもわかる気がします。

 

2000人以上の候補者の中から選ばれたナタリー・ポートマンは、お人形のような美しい顔に鋭い眼差し、少女のあどけなさと魔性を合わせ持つマチルダを魅力的に演じていました。
存在感においてはではジャン・レノを凌駕していると言えます。
第83回アカデミー賞】主演女優賞ナタリー・ポートマン 女の幸せひとり占め | ORICON NEWSナタリー・ポートマンは以前ある雑誌のインタビューで「不思議なくらい私には、優等生かそれと真逆のセクシーな役しか来ないの」と語っていました。
彼女は「クローサー」でストリッパーの役を演じていましたが、彼女の魔性の色香はなぜかこの「レオン」の時がピークであり、大人になってからはどこか隙が無く優等生的で、この頃の小悪魔的な凄みのある色気は影を潜めてしまっているのです。
映画「ブラック・スワン」は、いまひとつ優等生的な美少女のイメージから脱皮できない彼女の内面を投影していたのではないでしょうか。

ハーバード大学卒の才媛であり、まさに天は二物を与えたと言っても良いですね。

レオン: ちょっと眠たいどのシーンを切り取ってもポスターになってしまうほどの映像美は、今見ても少しも色あせる事はありません。
フランスとアメリカの合同制作という事もあり、どこか抒情的でフランス映画的ですね。
ジャン・レノもナタリー・ポートマンもこの「レオン」で世界的なスターになったと言っても良いのではないでしょうか。

公開当時を振り返りナタリー・ポートマンが語った「少女なのに性的な対象として見られるのが苦痛だった」という言葉通り、この映画は孤独な中年の殺し屋と少女の恋愛映画であり、現在なら不適切と言われてしまうかもしれませんね。

「マチルダがこんなに可愛くなかったら、助けなかったんちゃうんかい‼」と声を張り上げたいところです。

「美は万物を制する」という言葉があるように、実際、美しさほど人間の心を動かすものはありませんね。
私も仕事の関係でイケメンに出会った時など、ザワっと感情が波立つのを感じます。
圧倒的な美の前では、凡人はただひれ伏すのみなのですね。

今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。

総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー ★★★★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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画像引用元
RENOTE [リノート]
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