16ブロック
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー3月18日放送の16ブロックの感想です。
公開 2006年
監督 リチャード・ドナー
公開当時 ブルース・ウィリス51歳
ブルース・ウィリス主演ということで、派手なアクションを期待してしまうのですが、普通の人間ドラマという感じですね。
刑事もの映画として特に斬新なものは何も無いのですが、ブルース・ウィリスがアクションを封印し人間ドラマに徹したという点では意外性があると思います。
ニューヨーク市警の落ちこぼれ刑事ジャックは、ある日突然、夜勤明けに裁判所への証人護送の任務を押し付けられる。護送の距離はわずか16ブロックだったが護送中に何者かによって襲撃される。襲撃してきたのはジャックの同僚、不利な証言をさせまいと証人を殺害しようと策略していた…
この映画の中でブルース・ウィリスは一瞬彼だとわからないほど、こじんまりした普通のおじさんになっていますね。
勤務中にも飲酒するほどのアル中ジャックは、家族や仲間にも軽蔑されすさんだ日々を送っていたのですが、証人護送の任務を偶然請け負ったことでこれまでの人生に変化が生じるのです。
ジャックが証人のエディを護送する距離は16ブロック、距離にすると役1・5キロ。
証人のエディはおしゃべりだけど純粋で人懐っこく、どこか憎めないキャラクターなのです。
ジャックでなくとも彼と10分でも話をしたら、情が移ってしまうでしょうね。
同僚の警官に不利な証言をしないよう、同じ警官仲間によって殺害されようとしていたエディをジャックは見捨てる事ができず、つい助けてしまうのです。
ジャックの中で檻のように沈んでいた良心がエディによって目覚めさせられたのでしょうか。
仮にジャックが護送を請け負わなければエディはジャックの同僚によって殺害され、ジャックは汚職の片棒を担ぎながら世を拗ねるすさんだ生活を送ることになったのでしょうね。
運命的に二人が出会った事によって人生が変わる… しかも良い方向に。
現実にもこのような出来事は私たちが気付かないうちに起こっているのかもしれませんね。
終盤ジャックがエディに「誕生日はいつ?」と尋ねますがエディは「わからない。里親を転々としたから」…
前科があるエディですが、人が横道にそれるのにはそれなりの理由があってのことですよね。
ラスト、服役を終え罪を償ったジャックを囲んで仲間と家族がお祝いをするところに、地方でケーキ屋を開店したエディからケーキがと共にメッセージが届く… というのはややハッピーエンド過ぎる気がしますが、二人が良い人生を歩き始めたのを静かに祝福したくなります。
野沢那智さんがブルース・ウィリスの吹き替えを担当していますが、役柄に感情移入しすぎるのか妙に上滑りしてクセがあり聞き取りずらい所がありました。野沢那智さんは素晴らしい声優ですが、キャリアの後半は今回のような、自身がキャラクターよりも前に出過ぎてしまっていることが多かったように思います。それに対してエディの吹き替えの江原正士さんは、無邪気で陽気な彼のキャラクターを増幅させ、ジャックがエディをつい助けてしまうのに十分な説得力を与える素晴らしいものでした。
後味すっきりで、午後ローで見るには適温の映画と言えますね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー ★★
午後ロー親和性★★★★★
流し見許容度 ★★★★
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