ラストナイト・イン・ソーホー

2023年4月26日


午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は最近見た映画ラストナイト・イン・ソーホーの感想です。
(ネタバレ有です。ご注意ください!)
ラストナイト・イン・ソーホー の映画情報 - Yahoo!映画

公開 2021年
監督 エドガー・ライト
公開当時 トーマシン・マッケンジー21歳 アニャ・テイラー=ジョイ25歳

ナタリー・ポートマン主演「ブラック・スワン」のような、ストレスゆえ精神崩壊してしまう女性のサイコサスペンスだと思っていたのですが、意外にもガチホラーでした。

冒頭のエロイーズが自作のドレスを着て踊るシーンを見ただけで、この映画が一定レベル以上の秀作だという事が予感できます。

ラストナイト・イン・ソーホー』劇中コスチューム展示、コラボドリンクの提供など、本日11/17より渋谷PARCOにて実施 | anemo

イギリスの田舎町からデザイナーを目指し、大都会ロンドンのデザイン学校へ入学するエロイーズ。
夢と希望一杯でロンドンに乗り込むエロイーズなのですが、キモいタクシー運転手やいけ好かないルームメイトとの遭遇で、たちまち大都会の洗礼を受けてしまうのです。

同室のルームメイト、ジョカスタの感じの悪い事…
いわゆるマウント女子というのでしょうか。こんなのがルームメイトだったら早々に心が折れてしまいますよね。

エロイーズはルームメイトのジョカスタの自分勝手な行動に耐えられなくなり、寮を出て、部屋を探すのです。

ラストナイト・イン・ソーホー - 男の痰壺

老女が経営するアパートを見つけ住み始めるエロイーズは不思議な事に、毎晩1960年代のロンドンにタイムスリップする夢を見るようになる…

エロイーズが60年代のロンドンに迷いこみ、サンディと合わせ鏡のように重なりあるシーンは幻想的かつ妖しさがあり、画面に釘付けになってしまいました。

金髪の美しいサンディと夢の中で一体化したエロイーズは、サンディの体を通して60年代のロンドンを体感することになる…
ラストナイト・イン・ソーホー | チネチッタサンディは、慣れない都会で怯えて生きるエロイーズとは正反対、野心的で美しく自信にあふれているのです。

芸能界の顔役ジャックにデビューを約束され、サンディはジャックを信頼し男女の関係を持つようになる…
でも、ジャックを信じ歌手を志していたはずのサンディは、いつしかセクシーなドレスを着て踊るただのバックダンサーになっていた…

映画『ラストナイト・イン・ソーホー』あらすじ&キャスト・見どころをまとめて紹介【エドガー・ライト監督×アニャ・テイラー=ジョイ出演】 | FILMAGA(フィルマガ)今も昔も「スターにしてやる」という言葉に女の子は弱いのですね。ある程度自分のルックスに自信のある女性なら、このチャンスに賭けてみたいと思うものです。
サンディは歌もダンスもセンス抜群、でも国中から才能あふれる若者が集まる大都会ロンドンでは、このくらいの人材はそれこそ「履いて捨てるほどいる」ということでしょうか。
マネージャーのジャックにそそのかされ、いつしかサンディは客相手に枕営業を強要されるようになる…

現在の日本でも、こんな話はいくらでもありそうですね。

Last Night in Soho : アニヤ・テイラー=ジョイとトーマシン・マッケンジーをダブル主演に起用したエドガー・ライト監督が、ふたつの異なる時代の恐怖を同時に描いたサイコ・ホラーの注目作「ラスト・ナイト・イン・ソーホー」の予告編を初公開‼ - CIA Movie News

夜な夜なサンディが男たちに弄ばれ、ついには殺される悪夢を見るエロイーズ。いつしか彼女も精神のバランスを崩していく…
霊感を持つエロイーズは、怪しげな部屋の磁力に引きずり込まれ、過去に起こった悲惨な事件の呪いに憑りつかれる…

彼女を優しく見守る友人ジョンの存在が唯一の救いですね。ジョンは自らも地方出身者ゆえか、エロイーズの不安や拠り所の無さを感じ取り彼女を救おうとするのです。John MBTI Personality Type: ESFJ

ラストの思いがけないホラー展開に驚いてしまいました。

ラストナイトインソーホーは面白いし新感覚ホラーで知らずに見るとヤバい?つまらないし物足りない?評価感想もまとめ! - かみずの「こんな事あるよ」ブログ

サンディを演じたアニャ・テイラー=ジョイは小鹿を思わせるようなつぶらな瞳が印象的で一度見たら忘れられない顔ですね。
私が初めて彼女を知ったのはМ・ナイト・シャマラン監督の「スプリット」で、父親を亡くし叔父から虐待を受け心に傷を持つ少女の役を演じていましたが、勝ち気で自信にあふれたサンディの役ではまた違う表情を見せています。
透明感と同時に個性と存在感を合わせ持っていますね。
映画のポスターにもある、ネオンカラーに照らされた彼女のお人形のようなルックスはインパクト十分ですね。
トーマシン・マッケンジーはどこかオードリー・ヘップバーンを彷彿とさせるキュートなルックスですね。
霊感があり繊細なエロイーズを魅力的に演じていました。
彼女は2020年公開「ジョジョ・ラビット」やМ・ナイト・シャマラン監督「オールド」などの話題作に次々と出演している注目の女優なのですね。

二人の若手実力派女優共演の今作は2021年最高の話題作だだったのではないでしょうか。

劇中でサンディが「恋のダウンタウン」を歌うシーンは、アニャ・テイラー=ジョイ本人が歌っています。
1960年代には現在でも色褪せることの無い名曲があふれていたのですね。

当時のファッションも可愛く、次々と衣装チェンジするサンディを見るだけでも楽しめます。

 

最初から最後まで流れるような展開で見る者を飽きさせず、先の読めない緊張感があります。
1960年代ロンドンの妖しくも煌びやかな極彩色の街並みとそこに潜む暗闇、光と影のコントラストが印象的で、監督エドガー・ライトのセンスを感じます。

エドガー・ライトは2017年の「ベイビー・ドライバー」が世に知られていると思いますが、私が一番好きなのは2004年の「ショーン・オブ・ザ・デッド」です。一風変わったゾンビ映画コメディで、涙が出るほど笑ったのを思い出します。彼のセンスは抜群、まさに天才ですね。

ロンドンのソーホー地区とは日本で言うところの渋谷のようなイメージがあります。
都会で夢を掴むというのは、やはり並大抵のことではありませんね。本人の努力もさることながら運にも大きく左右される気がします。

ラストはまずまずのハッピーエンド、エロイーズが大都会ロンドンで見事デザイナーとして花開くのを応援したくなります。

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画像引用元
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