ポンペイ
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー2月9日放送のポンペイの感想です。
公開 2014年
監督 ポール・S・W・アンダーソン
西暦79年に起きたヴェスビオ山の大噴火を背景に、ケルト民族の生き残りであるマイロと街の権力者の娘カッシアとの恋を描いたストーリーです。
よくありがちな身分違いの恋のお話かと思っていましたが、二人の置かれた状況と限られた時間を思うと若い二人が刹那的でとても愛しく思えてしまうのです。
ヴェスビオ山の噴火は、町を飲み込む溶岩や空を覆いつくす噴煙など当時の人々からすればまさに世界の終りに思えたでしょうね。
地震の描写は鳥肌がたつほど恐ろしく、コロッセオが崩れ落ちる様は臨場感がありました。
ローマ人に虐殺されたケルト民族の生き残りであるマイロは敵なしの剣闘士に成長するのですが、それまでの彼の過酷な人生は見ずとも想像はできます。
ローマ人への復讐を胸に日々孤独な戦いを続けるマイロですが、彼の心は汚れなく純粋なのです。
cinemacafe.netより引用
街の権力者の娘カッシアと出会った時に彼の中の何かが目覚め、やがて二人は愛し合うようになります。
カッシアはそのままローマに居れば被災をまぬがれたかもしれないのに、やはり運命の相手とはお互い引き寄せ合うものがあるのでしょうね。
社会のしくみがすべて崩れ去ってしまうような壊滅的な自然災害が起こり、残るの地位でも権力でもなく真の愛と友情だけ…
天変地異が迫っているというのに貴族だ奴隷だ権力闘争だと騒いでいる人間たちは、神の目からみたらさぞ滑稽でしょうね。
世の価値観が根底から覆るような大災害に見舞われて初めて人は身分も階級も国籍も無い一人の人間同士として向き合う事ができるのでしょうか。
大地を覆いつくす火砕流の中逃げ場を失った二人ですが、マイロは「俺だけを見ろ」…… 死の恐怖からカッシアを遠ざけたいという思いが伝わってきます。
彼の心は最後までまっすぐカッシアに向いていたのですね。
見つめ合う二人を火砕流が飲み込んでゆく…
辰々のお薦め映画とベストテンより引用
この映画の二人の最後は伊藤潤二の「うずまき」のラストを思い出してしまいました。
この映画のような大災害は私たちも他人事ではありませんね。
いつ起こるかわからない大地震や富士山の噴火…
回避するためには災害の少ない大陸に移住するしか無いのですがそんな経済力も勇気もありません。
でも私は世界中どこを探しても絶対に安全な場所など無いと思うのです。
回避できない災害を前に私にできる事は今日1日を精一杯生きる事のみではないかと思うのです。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー ★★★★
午後ロー親和性 ★★★★★
流し見許容度 ★★★★
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