アナコンダvs.殺人クロコダイル
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー2月1日放送アナコンダvs.殺人クロコダイルの感想です。
公開 2015年
監督 A・B・ストーン
出演 コリン・ネメック ヤンシー・バトラー スカイ・ルーリー
全編に渡って「何スかこれ?」な仕上がりですが、振り切ったB級感には清々しささえ感じます。
チープでレトロなVFXは失笑ものですが、同年に「ジュラシック・ワールド」が公開されておりこの時のVFXの全体的なレベルを考えると、これは完全に「狙い」ですね。
互いに自然界のトップに君臨する孤高の巨大ワニと巨大ヘビの因縁の戦いを描いた展開かと思いきや、クロコダイルもアナコンダも複数匹登場するのですね。
単純に動物学的に巨大ワニと巨大ヘビのどちらが強いのかをドキュメンタリータッチで描いた方が面白かったかもしれません。
遺伝子操作によって殺人モンスターと化したクロコダイルが研究施設を逃走し密猟者や女子大生を次々と襲う。
女性保安官が調査に乗り出すが、そこには強力な破壊力を持つ凶暴なアナコンダの姿が…
最初にアナコンダに襲われるカップルや水着姿の女子大生など、パニック映画に欠かせないお色気要素もしっかりと組み込まれています。
カースト上位女子だけが入ることを許される学生社交クラブ「デルタ」のリーダー、ティファニー。
「デルタ」入会を目指す女子たちに鬼軍曹並みに女子力を叩きこむ。
このティファニーは登場人物の中で一番キャラが立っており、正直他の出演者は誰一人記憶に残っていません。
堂々たる悪童っぷりで、巨大ワニに喰われるフラグを立てまくっていました。
アイパッチに義手の怪しすぎる老人ピッカーマンを演じていたのはなんと「エルム街の悪夢」のフレディを演じていたロバート・イングランドなのですね。
ホラー映画界のレジェンドともいえる彼をこんなに雑に扱うとは実にけしからん映画です。
この映画の最大の見せ場はポスターにも提示されているように、クロコダイルとアナコンダ、自然界の食物連鎖のトップに君臨する猛者の頂上決戦なのですが、彼らの直接対決はほんの数分しか描かれません。
しかも最終的に彼らにとどめを刺すのは人間チームで、結局どちらが強かったのかまったく判定できずに終わるのです。
本作は「UMAレイクプラシッド」「UMAレイクプラシッド ファイナル」の続編であり、女性警察官を演じているヤンシー・バトラーは過去2作品にも出演しています。予告編などを見る限り過去2作品も本作に劣らずチープかつ残念な仕上がりなのですが、シリーズ化されるという事はマニアックなファンがいるのでしょうね。
令和の現在、このレベルの珍作が地上波放送で見れるのは間違いなくテレ東だけですね。
日常生活での悩み事が多い中、バカバカしい世界観に救われふっと肩の力が抜けるような愛すべき超B級作品です。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★
流し見許容度★★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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