アポロ13
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー10月21日放送アポロ13の感想です。
公開 1995年
監督 ロン・ハワード
公開当時 トム・ハンクス39歳 エド・ハリス44歳 ケヴィン・ベーコン37歳 ゲイリー・シニーズ40歳
トム・ハンクスは私の記憶する限り、悪役を演じた事は無いと思うのです。
今作でも良い夫、良い父であり、優秀で実直な宇宙飛行士の役を演じています。
彼は俳優としてだけでなくその人柄も評価されており、ハリウッドのゴシップ記事を賑わすような目立ったスキャンダルなどは今まで無かったように思います。
アカデミー主演男優賞を受賞するほど世間では演技派俳優と評される彼なのですが、私は俳優としてのトム・ハンクスをまったく評価できないのです。
彼の出演作を見る限り、観客の好感度を裏切らない範囲の無難な役をこなしているように見えてしまいます。
自身の素のキャラクターに近い役柄を演じる事が多く、演技の振り幅は狭いと言えるかもしれません。
彼の出演作は午後ローでも度々放送される「キャプテン・フィリップス」など説教臭い内容が多く、暑苦しく感じてしまうのです。
世間一般で高く評価されている「フォレスト・ガンプ/一期一会」も、結局作品を通して何を訴えたいのかさっぱりわかりませんでした。
「人生はチョコレートの箱みたい。食べるまで中身はわからない」……それが何か?となってしまいます。
「クラウドアトラス」で時空を超えて生きる6人のキャラクターを演じ分けたと評価されていますが、単に特殊メイクが優秀だっただけで、彼自体は自らの演技の振れ幅から逸脱しない、通常運転の演技をしていたと思うのです。
私が彼の演技で唯一良かったと思うのは「プリティ・リーグ」のやさぐれたアル中の監督役くらいです。
彼自身もアカデミー賞授賞式の時、スピーチの最中で感極まって号泣したりと、やたらと暑苦しいイメージがあるのです。彼からは武田鉄矢の匂いを感じてしまいます。
彼はもはや国民的俳優といった立ち位置で、表面上は家族愛を重んじるアメリカ人の趣向にぴったりハマっているのでしょうね。
実際に起こったアポロ13の事故を元に描いた作品。
機体の爆発により酸素不足に陥り生命の危機に瀕した乗組員たち。
管制室からの指示を受け冷静に行動し、数々のトラブルをクリアしながら無事に地球に帰還する…
科学の粋を集めた宇宙船でのトラブルながら素人目にもわかりやすく、管制室との息詰まるやり取りは緊張感があります。
ただ結末がわかっているためスリルは無く、史実を見守るという感じですね。
冷静な管制指令室長を演じたエド・ハリスが印象に残っています。
良作ではあるものの、特に心が動かされるような作品では無いという印象です。
トム・ハンクスの説教臭さと暑苦しさが苦手な私にとっては、感動押しつけ型のあざとい映画に見えてしまうのです。
私はアポロ11号の月面着陸には懐疑的であり、フィクションだと思っているのです。
数多くの都市伝説テラーなどからもアポロ11号の月面着陸は捏造だという意見が多く出ていますね。
1969年に月面着陸していたのなら、2022現在人類は火星に降り立っていても不思議ではないと思うのです。
科学は日々前進するものなのですから。
スペースシャトルというのは発射するときよりも着陸する時の方がはるかに難しく、技術を要すると思うのです。
数年前に火星に放たれた小さな探査機が火星表面に着陸する時に、何重にもエアバックで包まれ着陸と言うよりはまさに墜落、探査機が壊れなかったらラッキーという程度だったのを覚えています。
日本人宇宙飛行士の若田さんが宇宙での任務を終え地球に帰還する時もパラシュートで着陸していましたね。
しかも地球上のどこに落下するか直前にならないと正確に特定できないそうなのです。
つまり宇宙空間から着陸地点を決めておいてそこに着陸するという技術は、現在ですら確立していないという事なのです。
ネットを調べていたら宇宙開発事業に詳しい秋山豊寛さんという方が興味深い意見を語っており「月に着陸できるほどの技術を持っているのになんで地球上の予定通りの位置にシャトルを着陸させられないんだ?要するに宙から乱雑に投げ落とすってことだろ?地球でできないことが月面でできるわけないよ」
アポロ11号の月面着陸は全米で生中継されていたそうなのですが、一度も試したことの無い宇宙空間から月面の決められた場所に垂直着陸する様子をぶっつけ本番で放送したということになります。
事故ったらどうするつもりだったのでしょうか。
2022年の現在でも難しい技術が1969年にできていた、という事になります。
ちなみにソ連の無人宇宙船はアポロ11号の数か月前に月面着陸を試みたものの、機体は月面に激突し木っ端みじんになったそうです。
その他にも疑問はいくつかあり、月に降り立った後、地球へ帰るための原動力はどうしたのでしょうか。
スペースシャトルというのは発射の場面を見てもわかるように、空に向かって噴射する爆発的な力量で宙へと飛び立つのですが、いかに月の重力が地球の六分の一とはいえ、あのこじんまりしたアポロ月着陸船機体の中に地球へ帰る軌道へと乗せるほどの原動力となるものが積んであるとは思えないのです。
彼らが月から持ち帰った月の石の成分を日本人科学者チームが分析した結果、地球上の石となんら変わりなかったという説もあります。
結局1960年代から始まったアメリカの国家の威信をかけたプロジェクトは1972年にかけて計6回の月面着陸に成功したとありますが、なぜこのプロジェクトが中止になったのかというと、ベトナム戦争の影響で宇宙事業に予算を割けなくなったからだそうです。
この頃はソ連とアメリカは宇宙開発でし烈な競争を繰り広げており、なんとしてでも月面着陸に成功したという既成事実を作らなければならない背景があったのでは、と勘繰ってしまいます。
物理学など何もわからない私が重箱の隅をつついて疑っても、物理学の数式を出されてああだこうだと理論的に説明されたら何も言えなくなってしまうのですが…
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★★★
流し見許容度★★★
午後ロー親和性★★★★★
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画像引用元
Is The Apollo 13 Movie Accurate To The True Story?
Netflix UK film review
Apollo 13 WingClips.com
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