セブン
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー3月30日放送のセブンの感想です。
公開 1996年
監督 デヴィット ・フィンチャー
公開当時 ブラッド・ピッド32歳 モーガン・フリーマン58歳 グウィネス・パルトロー23歳
キリスト教の「七つの大罪」とか小難しい事を言っていますが、結局これはブラッド・ピッドを見る映画ですね。
怒るブラピ、泣くブラピ、雨の中をずぶ濡れで歩くブラピ、ルームウェアでくつろぐブラピ… 登場しただけで100点!!というくらいの華がある人をスターと呼ぶのですね。
引退まであと七日と迫った老刑事サマセット。彼は新米刑事ミルズと怪事件を担当する事になる。その事件は、聖書に示された七つの大罪に沿った連続殺人事件の序章であり、二人の刑事はその事件を追い、暗闇へと引き込まれていく…
キリスト教の「七つの大罪」 暴食 強欲 怠惰 肉欲 高慢 嫉妬 憤怒に沿って殺人が行われ、サマセットとミルズは大真面目に図書館で聖書を調べたりしているのですが、倒錯した妄想を持つ犯人と刑事の知恵比べは「ボーンコレクター」や「羊たちの沈黙」と似た構造ですね。
冒頭の不気味な映像と不穏な音楽はこれから始まるサスペンスの導入としては文句無しですね。
全体的に暗くじめっとした雰囲気で、特に猟奇殺人が行われた犯行現場は腐臭が漂ってきそうなほど無残な様相を呈しているのですが、猟奇殺人の胸糞悪さをブラッド・ピッドの輝く魅力が凌駕していると思うのです。
彼の美しさがそれらのダークな雰囲気と対照的なコントラストを出しており、また背景がダークであればあるほど彼が輝くのです。
モーガン・フリーマン演じるベテラン刑事サマセットは、この事件が一筋縄ではいかないヤマであることをベテランの勘で察知するのです。
ミルズの家に招待されたとき、部屋が地下鉄の振動で揺れた時、「小ぎれいで、住みやすくて、おまけに振動付きか! ブハハツ!」とまったく面白くない冗談を言って自分でウケまくっていましたが…
引退真近のベテラン刑事と、若く上昇志向のある若手刑事が互いに意見の違いはありながらも協力し、心を寄せ合って行きます。
ケヴィン・スペイシーは物語の終盤で登場するのですが、ここまで引っ張った犯人像をまったく裏切らない、超絶サイコな犯人を見事に演じていました。
まさにケヴィン・スペイシー、メジャーデビューの瞬間ですね。
一目でヤバい奴とわかります。
「七つの大罪」の最後は「嫉妬」と「憤怒」。
ミルズの美しい妻トレイシーに犯人が「嫉妬」し彼女を殺害、それを知ったミルズが「憤怒」で彼を殺す、という犯人が描いたシナリオ通りになるのです。
ラストはあまりに無慈悲で、後味が悪いのですが、この終わり方も当時は斬新だったのではないでしょうか。
ハリウッド映画の定説として、主に映画を見に行こうと男性を誘うのは女性で、そのため男性の人気ハリウッドスターを出演させることは重要であり、それゆえ男性ハリウッドスターの出演料は女性のそれより高額なのだという話を聞いた事があります。
この映画も内容から見ても女性が好む内容では無いのですが、ブラッド・ピッド見たさに映画館に足を運んだ女性はたくさんいたでしょうね。
ちなみに公開当時この映画を映画館に見に行った私もその一人なのです。
ブラッド・ピッドは現在58歳なのですが、ハリウッドのスターにありがちな痛々しい若作りでは無くいい感じに年齢を重ねていますね。
アンジェリーナ・ジョリーは彼の酒癖の悪さに嫌気がさして離婚を切り出したそうですが、これだけ稼ぎがあって、育児も積極的、その上このルックス、ひとつくらい目をつぶってあげてもよさそうなもんですが…
完璧な人間などこの世にはいないのですから。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー★★★★
午後ロー親和性★★
流し見許容度★★
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