スパイ・ゲーム

2022年1月6日2023年4月10日

午後のロードショー大好きなパート主婦です。
仕事から帰って何も考えず午後ローを見るのが私にとって至福の時間です。
今回は１月５日に放送されたスパイ・ゲームの感想です。

Yahoo!映画より引用

この映画は午後ローで４～５回見ていると思います。

引退真近の伝説のCIA工作員ロバート・レッドフォード演じるネイサン・ミュアーが、中国でスパイ容疑で逮捕された部下ブラッド・ピッド演じるトム・ビショップをCIA本部の反対を押し切り救出するというストーリーなのですが、いつも印象に残るのはブラッド・ピッドの美しさです。

トムをCIAにスカウトしたネイサンは彼に工作員になるための訓練を施すのですが、「スパイに必要なのはポケットナイフとガム、それと笑顔だけだ」…
今から５分後に見ず知らずの人の家を訪問し彼の家のベランダに立て、という無茶な指令を出すのですがトムは見事やってのけるのです。
見知らぬ人間の家に上がり込むというのは瞬時に自分を信頼させる技術が必要ですよね。
(ちなみにこのシーンは今回カットされていました)

有名なソ連のスパイ　リヒャルト・ゾルゲを知る人物の話では「彼は非常に魅力的だった。男も女も彼に夢中になった」と後に語っています。
やはりスパイというのは男性も女性も魅力的であることが大前提なのかもしれませんね。

私の大好きな佐々木倫子さんの漫画「ペパミントスパイ」の中で主人公のドナルドが受けたスパイ学校の入学テストは、「面接のときに校長の机にあったものをすべて答えよ」というものでした。

この映画でもネイサンがトムに常に周りにいる人物を観察し注意を怠るなと教育しますがスパイというのはあらゆるものに神経をめぐらしわずかな変化も見逃さない注意力が必要なのですね。

全体的に派手さはなく、淡々と過去を振り返りながらネイサンとトムの関係性を見せてゆくのですが単なる師弟愛を超えた親子のような絆になっていたのでしょうね。
最後にネイサンが今まで築き上げた人脈と全財産を投げうってトムを救出するのは感動的です。
ザ・シネマ映画専門チャンネルより引用