RONIN
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー2月24日放送のRONINの感想です。
Filmarks映画より引用より引用
製作 1998年
監督 ジョン・フランケンハイマー
公開当時 ロバート・デニーロ54歳 ジャン・レノ49歳 ナターシャ・マケルホーン27歳 カタリーナ・ヴィット32歳
ロバート・デニーロは演技派と言われていますがはたして本当にそうなのでしょうか。
私の知る限りでは内側に暗い情熱を秘めた寡黙な男というキャラクターを一貫して演じているように思うのです。
冷戦終結後のパリで、フリーの凄腕特殊工作員5人が依頼人からあるケースを奪うように依頼される。仲間の裏切りや死の真相を暴きながら任務を遂行するも、様々な組織からの妨害を受け攻防を繰り広げる…というストーリーです。
カーチェイスや銃撃戦は見応えがあるものの、人物の関係性や設定が入り組んでおり、なかなかストーリーに乗れない展開と言えるかもしれません。
午後ローで何度も見ているのですが、いつも謎の女ディアドラの元にロバート・デニーロ演じるサムを始めとする5人の工作員が集まり会議をするところで集中力が途切れてしまうのです。
淡々と任務を遂行していく様は逆にリアリティがあるのかもしれませんが、ロバート・デニーロとジャン・レノのファンでなかったら楽しめないのではないでしょうか。
公認会計士のわんぱく洋画劇場より引用
役者にはキャラクターになり切って演じる憑依タイプと、自らの存在感で役を飲み込んでしまうタイプに分けらると思うのですが、デニーロは明らかに後者と言えます。
彼は役柄よりも自らの存在感が前に出過ぎてしまっているため、大物俳優にありがちな何を演じてもデニーロの負の連鎖に陥ってしまっているのではないでしょうか。
デニーロアプローチという言葉があるように自らを徹底的に追い込み外見を役柄に近付ける事で有名ですが、外見を作りこむことによって演技の幅の狭さをカバーしているのかもしれません。
アカデミー賞を2度も受賞した俳優を大根役者呼ばわりするのはあまりに乱暴かもしれませんが、少なくとも私が見た限りのデニーロ作品ではそう思えてしまうのです。
同じベテラン俳優でもアル・パチーノは憑依タイプと言えるのではないでしょうか。
「スカーフェイス」の狂犬ぶりや「ゴット・ファ-ザー」の頭脳派マフィア 「セント・オブ・ウーマン/夢の香り」の盲目の退役軍人、中でもジョニーデッと共演した「フェイク」のうだつの上がらない年老いたマフィアの役は圧巻で心を揺さぶられました。
「言葉こそ人生」読むだけ元気お届け人の"今ここを生きる心"の裏側“より引用
アル・パチーノが演じたレフティの役をデニーロが演じていたらまったく違ったものになってしまっていたかもしれません。
憑依タイプと存在感タイプ、どちらを評価するかは見る人の好みによるのでしょうが、デニーロは際立った存在感という点では名優と言えるのかもしれませんね。
ディアドラの役を演じたナターシャ・マケルホーンは目元が印象的でインパクトがありますね。
この映画ではほぼ紅一点と言えるのですが、デニーロやジャン・レノに負けない存在感を放っていました。
みんなの評価・レビューが見れる、ナウティスモーションより引用
彼女の出演している映画で一番印象に残っているのがジョージ・クルーニーと共演した「ソラリス」です。
クルーニー演じる心理学者の亡くなった妻の役を演じていたのですが、儚げでミステリアスな雰囲気を醸し出していました。
この映画には元オリンピックの金メダリスト、カタリーナ・ヴィットも出演してるのですね。
Wikipediaより引用
私はいまだにアルベールビルオリンピックの女子フィギュアスケート金メダルは、トリプルアクセルを飛んだ伊藤みどりがふさわしいと思っているのです。
ヴィットの美しさは文句無しなんですけどね…
午後ローではカットされていましたが、この映画の冒頭字幕で「サムライは命をかけて君主に仕えた。……… 主を亡くした武士はサムライと呼ばれず別の名で呼ばれた。その名は”浪人”」
国家や組織に仕えるのではなく、冷戦終結後行き場を失ったフリーの工作員であるこの映画の登場人物を指しているのでしょうが、ちょっとこじ付け感が否めません。
この映画の監督は日本のサムライに男の美学を感じているのでしょうね。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価★★★★★
ストーリー ★★
午後ロー親和性 ★★★★
流し見許容度 ★
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