ヘルナイト
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は思い出の映画ヘルナイトの感想です。
公開 1981年
監督 トム・デ.シモーネ
公開当時 リンダ・ブレア22歳
こざかしいどんでん返しや謎解きなど皆無、直球勝負のホラー映画です。
若者たちがひたすら殺人鬼から逃げ回るホラー映画で、青春ホラーの王道にして原点とも言える作品ではないでしょうか。
大学の学生クラブでは、毎年「ヘルナイト」と呼ばれる新入生歓迎行事が行われていた。
それは、かつて一家心中があったとされる「ガーズ館」と呼ばれる古い屋敷に泊まり込んで一夜を過ごすという、いわば肝試しであった。
今年も、マーティら4人がヘルナイトを過ごすことになったが、彼らは得体の知れない何者かに次々と襲われ、殺されていく…
やはりこの映画の一番の見どころは、「エクソシスト」のリンダ・ブレアが主演を務めているということではないでしょうか。
一家心中の生き残りが殺人鬼となり、次々と若者たちを襲う。
閉鎖された空間で起こる惨劇という「お化け屋敷」感だけで、テンション爆上がりになってしまいます。
「ヘルナイト」では、新入生たちをビビらせるため、先輩たちが屋敷に隠れさまざまな悪戯を仕掛ける。
怯えながら一夜を過ごすマーティーたち4人に、本物の殺人鬼の魔の手が迫る。
仲間が次々と殺され、マーティーらは館に本物の殺人鬼がいることを悟る。
異形の怪物が若者たちを襲うという設定は「テキサス・チェーンソー」に似ています。
屋敷の施錠された大きな門が、館と外の世界を隔てる結界のような役割を果たしており、4人は何度も脱出を試みるも失敗する。
仲間の一人が命からがら門を乗り越え殺人鬼の存在を警察に訴えるが、学生たちの悪ふざけだと思った警察は相手にしてくれない。
終盤マーティーは殺人鬼にガチ勝負を挑むなど、男顔負けの逞しさを見せます。
自動車で脱出を試みるマーティ。
なかなかエンジンがかからない、鍵を落としてしまうなど、ホラー映画あるあるですね。
殺人鬼は自動車の屋根に乗ってマーティを襲うも、マーティーはそのまま門に突入、殺人鬼を門の鉄柵で串刺しにする。
恐怖の一夜が明け、1人生き残ったマーティーはガース館を後にする…
ラストシーンは恐怖のストレスから解放されたマーティーの気持ちを共感でき、お化け屋敷から出た後のような爽快感を味わうことができました。
「エクソシスト」で世界的に有名になったリンダ・ブレアは当時22歳、すっかり成長し巨乳のお姉さんになっていました。
個性的なルックスで、美人かどうかは見解が分かれるところだと思いますが、恐怖で泣き叫ぶ表情など圧倒的な迫力があります。
やはり彼女は、ホラー映画が似合いますね。
残念なことに彼女はこの作品で最低映画に贈られる「ラズベリー賞」の主演女優賞を受賞しています。
怖い話は大の苦手なのですが、夏になるとホラー映画が見たくなります。
この映画は私が小学生の頃、「日曜洋画劇場」で放送され、姉たちと「キャ~!キャ~!」と怖がりながら見たのを思い出します。
私が子供の頃はインターネットもゲームも無く、テレビは娯楽の中心であり、「金曜ロードショー」や「日曜洋画劇場」を特に楽しみにしていました。
ホラー映画のあらゆる要素が詰まっており、ハラハラドキドキ、うわ~そう来たか~!な展開満載で、最後まで緊張感が途切れません。
流血のグロいシーンは少なく、ホラーが苦手な人でも楽しめる作品です。
ホラー映画好きの人には、ぜひとも見て欲しい作品です。
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