MEG ザ・モンスター
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回は午後ロー8月7日放送MEG ザ・モンスターの感想です。
公開 2018年
監督 ジョン・タートルロープ
公開当時 ジェイソン・ステイサム51歳 マシ・オカ43歳 リー・ビンビン45歳
「MEG」とは2600万年前の太古の昔に生息し、今では絶滅したと考えられているメガロドンと呼ばれる巨大サメの略語なのだそうです。
斬新さはまるで無く、ジェイソン・ステイサム×巨大サメという以外に特に語ることの無い作品です。
潜水レスキューのプロ、ジョナス・テイラーは、救助に向かった先で、生物学の常識を超えたモンスター“MEG”に遭遇する。
MEGは深海からビーチにまで浮上し研究施設を破壊する。
ジョナス率いる海上エキスパート・チーム対MEGの攻防戦が繰り広げられる…
この映画は午後ローで何度も放送されているのですが、いつも途中で集中力が切れてしまい最後まで見る事ができません。
サメに発信機を付けたり、防御檻に入ってサメに毒薬を撃つなどは1975年「ジョーズ」でも使われた手法であり、今まで散々使いまわされてきたサメ映画の手法を張り合わせただけの内容で、途中で飽きる展開です。
改めてスピルバーグ監督の偉大さを感じてしまいます。
ひとつだけ良い所を挙げるなら、探査艇の乗組員の役でドラマ「HEROS/ヒーローズ」で人気を博したマシ・オカが出演していた事くらいでしょうか。
近年、中国におけるハリウッド映画の興行収入が本国アメリカを逆転するほど伸びているためか、中国人観客を意識した内容のものが多くなっている印象です。
ヒロインにリー・ビンビンを起用したのも中国受けを狙ってのことでしょうね。
本作は北米では興行収入は振るわなかったものの、中国ではそこそこのヒットを飛ばしたそうです。
本作で登場するメガロドンは体長25メートルの巨大サメなのですが、その造形になんら特徴が無くただデカいだけなのです。
その上、CG丸出しで絶望感や恐怖をまるで感じません。
「シャークネード」シリーズや「ダブルヘッド・ジョーズ」「ゴースト・シャーク」など、多種多様なサメ映画が量産されている現在においては、デカいだけでは物足りさが否めず、「人間並みの知能を持っている」や「超能力が使える」など、何か付加価値を与える必要があったかもしれません。
ジェイソン・ステイサムは凄腕の潜水士という設定なのですが、いつものアクションを見せることも無く、主演が彼である必要性を感じません。
彼は「トランスポーター」「エクスペンダブルズ」などで午後ローでもレギュラーのアクションスターですが、何を演じてもジェイソン・ステイサムで、演技の引き出しの無さは我らがセガール並みと言えます。
まるで彼の出演作の役がすべて同じ人物だという設定でもなんら違和感が無いほど、何を演じても同じなのです。
失礼ながら、肉眼では確認できないほどの演じ分けはしているのかもしれません。
2023年8月に同じくジェイソン・ステイサム主演で「MEG ザ・モンスター2」が公開されるのですね。
もはや「ジョーズ」のようにサメ映画を真正面から製作しようとする者など誰もおらず、「サメ映画」=おバカ映画、完全に大喜利のようになっていますね。
本作はギリギリ正統派路線のサメ映画を作ろうとして失敗した例ではないでしょうか。
今日も無事に家に帰って午後ローを見れていることに感謝😌です。
総合評価☆☆☆☆☆
ストーリー★
流し見許容度★★★★★
午後ロー親和性★★★★★
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