パーフェクト・ガイ
午後のロードショー大好きなパート主婦です。
今回はテレ東土曜深夜映画サタ☆シネ2月19日放送のパーフェクト・ガイの感想です。
Amazon.co.jpより引用
公開 2015年
監督 デヴィッド・М・ローゼンタール
出演 サナ・レイサン マイケル・イーリー モリス・チェスナット ホルト・マッキャラニー
おおよその予想を裏切る事はありませんでしたが最後まで緊張感が途切れず一気に見る事ができました。
恋人と別れたばかりのリアは魅力的な男性ダンカンと出会い瞬く間に恋に落ちる。しだいにダンカンの凶暴性に気付いたリアは別れを切り出すも執拗に付きまとわれ自らのキャリアや私生活をも壊されていく。リアは身を守るためある決断を下すことになる……といったストーリーです。
恋人と別れたばかりのリアは偶然出会ったハイスペックな男性ダンカンと恋に落ち付き合うことになるのですが、前半のダンカンが好青年を演じている時は「絶対こいつ何かある…」といったぞわぞわした緊張感があります。
ルックスも良く仕事もでき、優しく実家の両親への気使いも完璧……こんな男性が簡単に見つかるわけありませんよね。
ダンカンがついに馬脚を露し、ガソリンスタンドでリアに声をかけてきた男をボコボコに殴るシーンは戦慄してしましました。
私の好きなシーンはバーでリアが一人で飲んでいる時男にナンパされるのですが、「君に酒を奢ったらいけない理由を三つ教えてくれ」…
適当にあしらっても良さそうなものですが
「そうね…。 一つ目の理由はもうお酒はここにある。二つ目の理由は彼と待ち合わせしてるの。三つ目の理由もそれでいい?」
なんて私は洋画のこういったウイットに富んだ会話が大好きなのです😍
リアの恋人デイブは完璧なルックスで仕事もできる、物腰も柔らかで彼こそまさにパーフェクトガイですね。
ただ子供が欲しいというリアに「まだ考えられない」なんて36歳の女性に対して残酷な物言いですね。まだ恋人気分でいたいのでしょうが女性には出産できる年齢というものがあるのです。
デイブに失望し別れを切り出したリアの気持ちもわかります。
執拗にリアを付け回すダンカンにリアの制止も聞かず「俺にまかせろ 話をつけてくる」…
こういった場合の男性の俺に任せろは信用しない方が良いかもしれませんね。案の定事態はより悪い方へと転がっていくのです。
シネマトゥデイより引用
リアの留守中彼女の家に忍び込んだダンカンは、リアの枕の匂いを嗅いだり歯ブラシを口に入れたりするのですがお前はイジリー岡田か!!と思わず言いたくなってしまいました。
ダンカンのジト~っととした目つきはリアに対する異常な執着が感じられ恐ろしいですね。
リアがストーカー被害を相談するハンセン刑事は最初は素っ気ない感じでしたが、やるべき仕事はきっちりやる頼りがいのある男でしたね。
強面で近寄りがたい雰囲気なのですが、最後までリアの側に立って弱者目線で行動する姿に大人の落ち着きと優しさを感じます。
刑事の勘でダンカンがどうしようもないワルだと悟り、リアに友人の立場で必勝法をアドバイスします。
Microsoft Storeより引用
ハンセン刑事は結婚指輪をしていませんでしたが独身なのでしょうか。
リアは彼と付き合ってしまえばいいのにと思ってしましました。彼こそパーフェクトでは無いけど居そうでいない良い男ですよね。
リアはハンセン刑事のアドバイスに従い、ダンカンを見事撃退するのです。
失うものが無くなった女を舐めてはいけませんね。
映画ナタリーより引用
全体的に暗闇のシーンが多く画面が見ずらい印象がありました。
ダンカンがなぜそれほどまでにリアに執着するのか、なぜ急にぶちキレたように暴力的になるのかその理由をもっと描いてくれたほうが物語に深みが増したかもしれませんね。私はリアの実家に二人で行った時ダンカンがリアの誘いを断ったことが引っかかり、その理由をもっと掘り下げて欲しかったです。
アメリカは国土が広大なため州をまたいでしまえば割と簡単に名前を変えたり経歴をごまかしたりできるようなので油断できませんね。
日本でもそうですがストーカー問題は法律の壁などがあって立証しにくいのでしょうね。
私はいつも思うのですが、被害者がストーカーの位置情報を常に知ることができるシステムが導入されないかなと思うのです。
ストーカーが目の前に現れてからの通報では絶対に被害者を守れませんよね。常にストーカーと一定の距離を置くことができれば少なくとも命の危険にさらされることは無いと思うのですが…
あまりにも完璧な男性には何かある……かも、といった今作ですが私は映画「危険な情事」でグレン・グロースが言ったセリフ「いい男はみんな結婚してるのよね」が頭をよぎってしましました。
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